女性であれば誰しもが気になる更年期障害、更年期障害が起きるとヒステリックなったり動悸がしたりととにかく日常生活を送ることが難しくなってきます。
そんな発症すると厄介な更年期障害の治療法の最前線を今回は調べてまとめました。
家族や友人など更年期障害による症状で悩んでいる方の対策の参考にしてください。
更年期障害の治療の種類とは
更年期障害は今まで分泌されていた女性ホルモンの量が閉経の前後を境に急激に減少することで起きる疾患です。
症状は多岐にわたるためなかなか本人も更年期障害による症状なのか見極めづらいという特徴があります。
そんな更年期障害の治療法ですが、現在では大きく分けて4つほどの治療があるようです。
・ 抗不安薬・抗うつ薬
・ 漢方治療
・ プラセンタなどエイジング療法
更年期障害の治療としては上記のような大きく分けて4つのタイプの治療法があります。
ホルモン補充療法は症状として女性ホルモンの低下によるコレステロール値の上昇や関節痛、生理不順と言った症状が強い時に勧められる治療法です。
抗不安薬や抗うつ薬による治療は更年期障害による情緒不安定やヒステリックなど精神面の症状が強い時に心療内科などを主体として行う治療になります。
漢方薬による治療は病院で出される薬でなかなか改善が見られないケースや、本人の希望で漢方を希望するときなどケースバイケースで選択される治療法です。
最後のプラセンタなどを使った治療法はここ数年で普及してきた治療法でプラセンタの持つエイジング効果や、体内の調節機能を利用した治療法です。
それぞれ治療法ごとに得意不得意の症状があるため自分が悩んでいる症状にあった治療法を選ぶことが更年期障害の症状を緩和するのに重要となります。
更年期障害の治療とその内容
ホルモン補充療法(HRT)
治療法 | 飲み薬/貼り薬/塗り薬 |
対応症状 | ホットフラッシュ・動悸・骨粗鬆症・膣炎・性交痛 |
費用 | 飲み薬3,000円〜
貼り薬・塗り薬5,000円〜 その他検査代や診療代 |
副作用 | 不正出血・乳房の張り・腹部充満感など |
更年期障害の治療でもポピュラーなのがホルモン補充療法(HRT)です。
ホルモン補充療法は分泌量が低下してしまったエストロゲン(卵胞ホルモン)を薬によって補充してあげる治療法です。
しかし、この治療法は手術などで子宮を摘出していない方だと、残っている子宮部分に子宮がんを発症するリスクが高くなることが知られています。
その為、子宮が残っている方でホルモン補充療法を行う場合はエストロゲンとプロゲステロンの2種類のホルモン剤を使って治療を行います。
エストロゲンだけの摂取だと残っている子宮内膜はエストロゲンの作用によって厚くなりガンなどのリスクが高くなるため、決められた期間プロゲステロンを摂取することで子宮内膜が厚くなりすぎるのを防ぎます。
プロゲステロンとエストロゲンを周期に沿って使用するため生理のような不正出血が起こることが多いので治療する前にしっかりとデメリットなどを聞いておく必要がある治療法と言えます。
治療への一言
ホルモン補充療法は内服など手間がかかるのと不正出血が起きるため少し面倒な部分が多い印象でした。
抗不安薬・抗うつ薬
治療法 | 飲み薬/カウンセリング |
対応症状 | 情緒不安定・ヒステリック・抑うつ症状など |
費用 | 診察〜薬代 3,000円〜7,000円
カウンセリング代60分 10,000円〜 |
副作用 | 眠気・ふらつき・脱力感・離脱症状 |
更年期障害の治療法の1つとして精神面のケアに特化した抗不安薬や抗うつ薬を使用した治療があります。
更年期障害でも症状として発症するケースが多い情緒不安定やヒステリック様症状などの心の症状の治療になります。
※精神科ではなく心療内科になるので要注意
心療内科などでは心のケアの専門家が集まっているため更年期障害によってイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりと辛い思いをしている方には最適な治療法と言えます。
最近では専門のカウンセラーが居たりする病院などもあるため、費用はかかりますが精神症状が強く日常生活に支障が出ている場合は心療内科などを活用する事をオススメします。
心療内科は精神科と違い心のトラブルを診る専門の科なので、一昔前の精神科のイメージのような暴れまわる人が拘束されて禍々しい雰囲気の科ではないので安心して受診してください。
治療への一言
私自身医療従事者として精神科や心療内科にお邪魔した事がありますが、心療内科はサロンのように落ち着いていて綺麗なところが多いので相談に言ってみるのもおすすめです。
漢方薬
治療法 | 飲み薬 |
対応症状 | ほぼ全て |
費用 | 3,000円〜 |
副作用 | 処方される漢方薬によるが副作用は少なめ |
市販されている更年期障害向けの薬などの多く使われているのが漢方薬による治療です。
有名所となると「命の母」なども漢方薬を使った更年期障害の治療薬です。
漢方の種類もかなり多く自分の悩む症状に合わせて漢方薬を選ぶことができるため、自分の症状に特化した治療が可能です。
デメリットとしては漢方医がいる病院やクリニックが少なく漢方の取扱も一般の病院では限られるため、口コミなどで漢方薬屋さんを見つけなければなりません。
診察を受けて漢方の処方をもらうには医師の元に行く必要がありますが、単純に漢方を買うだけなら大半の漢方は第2類医薬品に含まれるため薬剤師や登録販売員がいるお店で購入が可能です。
しかし漢方薬は種類も多いため更年期障害の症状で悩んでいる場合は東洋医学に詳しい専門医のいる病院に1度相談に行くことをオススメします。
治療への一言
漢方薬による治療はドラッグストアなどでも手軽に漢方薬を買うことができるので最も身近な治療法とも言えます。しかし、本格的に漢方治療を行う場合は東洋医学に明るい専門医のいる病院を探さなければならないため一気に敷居が高く感じられます。
プラセンタなどエイジング治療
治療法 | 注射/飲み薬/点滴 |
対応症状 | 更年期障害症状全般 |
費用 | 保険適応で自己負担 1ヶ月 10,000円〜 |
副作用 | 不正出血 |
ここ数年で増えて来ているのがプラセンタ注射やビタミンC点滴を使ったエイジング療法です。
プラセンタには内分泌系の調整作用など数多くの効果があると知られており、更年期障害によって自律神経系の不調を起こしている状態に効果的だと言われています。
注意点としてはプラセンタ注射はヒト由来のプラセンタを使用しているため献血などに規制がかかるのと、保険適応になるには診断名が必要で年齢による制限もあるため事前に確認しておくことをオススメします。
プラセンタ療法は更年期症状全般に対しての効果が期待できるため他の治療と比較しても効果が大きく手間も少ないので人気が上がってきています。
注射以外にもプラセンタサプリなどを使った更年期症状の緩和対策など色々と個人の事情に合わせた治療ができるため手軽に何か対策を始めてみたいという方には1番向いているかもしれません。
治療への一言
プラセンタ治療は保険適応になると金額も抑えられるのでおすすめですが、週に何回も病院へ通院することになるため時間に都合がつく方じゃないと難しいです。
更年期障害の治療でおすすめなのは…
今現在一般的に行われている更年期障害の治療をご紹介しましたが、中でもおすすめなのがプラセンタによる治療です。
プラセンタによる治療は副作用などが少なく身体にも負担が少ないので管理人個人としてはまず始めに選ぶならオススメしておきたい治療法だと言えます。
問題となる通院ですが、最近ではクリニック専売のプラセンタサプリが販売されていたり、市販でもプラセンタの質がよく献血制限などが無い馬プラセンタなどのサプリも出てきています。
更年期症状が気になりだしたという方は病院へ行く前にプラセンタサプリなどで様子を見る事もできるため負担が少なく続けやすく選択の用地が広いと言うことでプラセンタによる治療がおすすめです。
プラセンタでも効果を感じず症状が辛い場合は病院へ相談して漢方やホルモン療法などもう一歩踏み込んだ治療をする選択もあるのでまずは手軽なサプリなどから試してみると時間もお金も損せずに済みます。
更年期障害の治療まとめ
・ホルモン補充療法
・抗不安薬・抗うつ薬
・漢方治療
・プラセンタなどエイジング療法
更年期障害はほおっておくとうつ病や一家離散などとんでもない重大な問題へと発展しかねない怖い病気です。
更年期障害の治療で大切になるのは自分の症状にあった治療法を選択することです。
今回紹介した治療法の中で自分の悩みに1番効果がありそうなものを選らぶ参考にしていただけたら幸いです。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。