更年期障害と言うと５０代や６０代の年齢が高めの方に起きるイメージを持っている方が多いと思いますが、実は４０代など若い方にも起きる可能性があったんです。
更年期障害が起きやすい年齢や、最近増加している若い世代の更年期障害など気になる更年期障害と年齢の関係をチェックしていきましょう。
もくじ
更年期障害とはどんな状態？
更年期障害という言葉はよく耳にしますが具体的に更年期障害とはどのような状態を言うのかハッキリ知らない方も多いと思います。
更年期障害とは一般的に閉経の前後１０年に当たる時期に起きやすい不調のことで、女性ホルモンの１つであるエストロゲンの低下によって引き起こされます。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下することで交感神経と副交感神経の働きを保つ自律神経のバランスが崩れ結果として自律神経失調症と似た症状を引き起こします。
閉経年齢は一般的には５０代に迎える方が多いため更年期障害は通常だと４０代〜６０代に起きやすいと言われています。
更年期障害を起こす年齢とは
更年期障害を起こす年齢としては４０代〜５０代くらいまでが一般的に言われています。
しかし最近では女性の社会進出が進み女性の男性化などが起きやすくなったため、２０代や３０代の若い女性の間でも若年性更年期障害として更年期障害と同じ症状が起きているようです。
更年期障害は今まで正常に分泌されていた女性ホルモンが何らかの原因によって急激に分泌量が低下することで自律神経系の不調を引き起こすことが原因です。
その為女性ホルモンの分泌が正常に行わている年齢ではちょっとしたきっかけで分泌量が低下することで誰でも更年期障害を起こし得るといえるのです。
若い人に増加中プレ更年期とは
先程少し触れた２０代や３０代に起きる若年性の更年期障害ですが巷ではプレ更年期なんて呼ばれているそうです。
プレ更年期は閉経とは関係なく仕事や人間関係などのストレスによって卵巣の機能が低下したり、生理不順を起こすことでエストロゲンの分泌量が低下することで引き起こされます。
若年層の更年期障害はホルモンバランスの乱れを整えてあげる工夫をするだけでも改善しやすいので不調を感じる時はサプリや豆乳など女性ホルモンの働きを助ける食品を積極的にとるようにすると有効です。
更年期障害を起こす割合とは
４０代や５０代になっても更年期障害にならずに健康的に過ごしている方もいれば、モロに更年期障害のダメージを受けている方もいますよね。
日本人女性に関しては実は４０代になると全体の５％前後に生理不順などの不調が起きやすくなり、４０代後半に差し掛かると早い方で閉経を迎える方も出てきます。
その為４０代ころから更年期障害の症状が出始める方が現れて、年齢が上がるとともに更年期症状を起こす割合も増える傾向にあります。
ということは４０代〜５０代の１０人に２人の割合で日常生活に支障が出て病院での治療が必要になる方がいるということです。
この２割という物は治療が必要な重度の更年期障害を起こしている方の割合で、軽度のものも含めるとなんと６割近くまで及ぶ事がわかっています。
６割というと１０人中６人、半数以上の方が何らかの更年期障害による症状を感じているということなのでもはや他人事とは言えない事がわかります。
４〜５０代に更年期障害を起こしやすい理由
最近でこそ３０代前後の若い方でも更年期障害を起こす方も増えてきましたが、そもそも４０代〜５０代の方に更年期障害が起きやすいのはなぜでしょうか。
実はこの更年期障害を起こしやすい４０代〜５０代というのは女性ホルモンのバランスが乱れ始めるだけではなく、日常生活においても大きな変化が起きる年齢だからなんです。
４０〜５０代と言うと子供も独立して子育ても一段落し、夫婦２人の生活が始まったり子供の結婚や出産など大きな変化が起きやすい年齢でもあります。
特に今まで子供への依存が強い方は子供が居なくなった喪失感や、必要とされなくなったという自信の喪失により精神的にも不安定になりやすい時期といえます。
７０代以降で更年期障害が起きない理由
更年期障害は４０代〜５０代くらいまでの中高年層に見られるトラブルですが、原因が女性ホルモンの低下ならば、完全に閉経した後の７０代以降で更年期障害が問題とならないのはなぜか気になりますよね。
７０代以降で完全に閉経を迎えて女性ホルモンの分泌量が低下しているにも関わらず、更年期障害が起きないのはホルモンの分泌状態が安定しているからです。
更年期障害とは今まで安定して分泌されていた女性ホルモンが閉経を前にして急に分泌量が低下したりする急激な変化によって症状が引き起こされます。
逆に言うと閉経を迎えていない２０代や３０代でも急激に女性ホルモンの分泌量が低下したり、月経不順を起こすことで更年期障害の症状を起こす可能性はあるのです。
更年期障害はすべての人に起きるわけでは無い
更年期障害と言うと４〜５０代の女性の全員がなるイメージですが冒頭で紹介したように、更年期障害を引き起こすのは全体の６割程度です。
更年期障害による症状を起こしにくい方の特徴としては日頃から規則正しい生活をしていたり、食品から女性ホルモンの分泌を助けるような成分を日常的に摂取している方が多いように思います。
女性ホルモンと似た効果を持つ食材としては豆乳やルイボスティーなどが有名ですが最近注目されている成分としてエクオールという成分があります。
エクオールが体内でたくさん作ることができる方は大豆類などを摂取するようにすることで対策ができますが、日頃から生理不順など不調を感じている方体内生成率が低い可能性があるためサプリなどで補う方法が効果的です。
更年期障害に効果的なサプリとは
中高年の女性に襲い掛かってくる更年期障害ですが最近では薬以外にも対策ができるサプリなどが販売されています。
私の母の時に対策として使ったサプリはエクオールサプリで実際に使ったサプリをまとめてランキング化したものも紹介しているので自分の母親や家族が更年期症状で悩んでいるという方は是非参考にしてみてください。
私が実際に母にあげたなかでも効果が感じやすかったのは「アドバンスト・メディカル・ケア エクオール＋ラクトビオン酸」というサプリでした。
エクオールサプリの中でも専門医が共同開発した本格派サプリなので薬を使うまでではないけど症状をどうにかしたいという方にはおすすめです。
更年期障害の年齢まとめ
最近では３０代前後の若い女性でもストレスや疲労からプレ更年期と言う更年期障害と似た症状を起こす方も増加しているため注意が必要です。
更年期障害によるつらい症状は早めにサプリや食生活で対策することで軽減することも可能なので最近不調が続くな…と感じたら早めに対策を始めましょう。
更年期障害は閉経前後の５年が特に症状を起こしやすく重症化しやすため、５０代に差し掛かったらいつもより自分の体を労ってあげるように心がけましょう。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです！女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。
