ホットフラッシュが起きる原因と対策法

更年期障害の症状の一つにホットフラッシュという症状があります、今回は更年期障害の中でも悩みとして多いホットフラッシュの原因と対策法を紹介します。

ホットフラッシュで悩む人が増加中


更年期障害の症状の1つであるホットフラッシュですが、実は更年期障害の症状の中でもホットフラッシュで悩んでいる方の割合は85%近くにもなり多いのが特徴です。

ホットフラッシュは外出中など関係なく急な熱感やのぼせ、発汗症状を起こしてしまうため日常生活に支障を感じることも多くあります。

ホットフラッシュが起きると自分の意志でコントロールすることは難しいため、しっかり対策を知っておく事がホットフラッシュで悩まないためには必要となります。

ホットフラッシュの症状

ホットフラッシュと呼ばれる症状は詳しく言うと、のぼせ・ほてり・発汗を主症状とした症状の事を言います。

通常は周囲の温度などによって体温調節をしていますが、ホットフラッシュは周囲の温度とは関係なく急に熱感を感じて大量に汗をかいたりするのが特徴です。

のぼせや火照りが起きると顔が赤くなったり、症状が強いとクラクラとめまいのような感じも出てくるためのぼせ感が強い時は座って休むなど無理をしないことが大切です。

ホットフラッシュが起きる原因

ホットフラッシュは更年期障害によって起きる症状の1つで、女性ホルモンの急激な変化によって引き起こされます。

更年期障害の中の症状で直接女性ホルモンであるエストロゲンの低下がきっかけで起きる症状はホットフラッシュが代表的で他の不眠やイライラ、不安感よりも多くの方が経験する症状と言えます。

ホットフラッシュが起きる原因は血液中のエストロゲン濃度が低下することで、エストロゲンのコントロールをしている脳の神経細胞群への刺激が低下することで引き起こされます。

本当は刺激によってコントロールされていた神経細胞群が刺激が減少することで活動が活発になると、脳の中で同じ部位にある体温調節中枢の活動も活発化してしまうため体温調節が不安定になり急に寒く感じたり熱く感じたする乾熱往来という症状を引き起こします。

 

簡単に解説すると…
血液中のエストロゲン濃度が低下することで脳の神経細胞群への刺激が足りなくなり、反対に神経細胞群の活動は活発になります。

神経細胞群が活発になると同じ部位にある体温調節中枢の活動も活発化するためホットフラッシュの症状を引き起こすというわけです。

 

ホットフラッシュが起きるメカニズム

ホットフラッシュが起きる原因は血液中のエストロゲン濃度の低下によって起きることが分かりました。

ここではなぜ発汗やのぼせ症状が起きるのか少し詳しいメカニズムについて紹介します。

管理人
先程紹介したようにエストロゲンの低下によって体温調節中枢の活動が不安定になると暑かったり寒く感じたりし始めます。

 

この熱感などを感じることで実は皮膚の中にある血管は体温の上昇が起きていると錯覚して身体を覚まそうと反応します、その反応が血管の拡張や発汗です。

血管を拡張したり発汗を多くすることで身体は体内の熱を外へ逃して冷まそうとします。

この血管の拡張や発汗効果は身体の中でも特に手足や顔に起こりやすいため、ホットフラッシュは顔が赤くなりのぼせを起こしたり、手足などに異常に汗をかくなどの症状が起きるのです。

ただののぼせとの違いとは

ホットフラッシュによって起きるのぼせと健康な人が一時的に起こすのぼせの違いは体温の上昇が起きる原因があるかどうかです。

ホットフラッシュの場合は特に激しい運動などをしていなくても、ちょっとした階段の昇降でも症状を引き起こすことがあります。

反対に一般的なのぼせ症状は長時間入浴することで体温が一時的に高くなりすぎたり、激しい運動をすることで起きるためのぼせが起きる前の行動や今いる環境による影響が深く関係しています。

特に運動や暑い環境下にいるわけでも無いのに急激に起きるのぼせはホットフラッシュの可能性が高いと言えます。

病院でのホットフラッシュの治療法

更年期の女性の8割近くが悩んでいるというホットフラッシュのち療法にはどんなものがあるのでしょうか。

ホルモン補充療法(HRT)


更年期障害によって起きるホットフラッシュなどの症状を緩和させるのに選ばれる治療がホルモン補充療法です。

その名前の通り更年期によって減少してしまった女性ホルモンであるエストロゲンや黄体ホルモンを薬によって補ってあげる治療法です。

更年期障害によって起きる症状全般に効果があると言われており治療法としても歴史が長い方法です。

更年期障害への効果は高いが副作用として乳がん・心筋梗塞・脳卒中などの発症リスクが高くなるという報告があるため治療中は検診などで小まめに経過観察するのが一般的です。

具体的な治療法としては注射・飲み薬・貼り薬・塗り薬など種類が多くあるため自分の生活スタイルに合わせた治療が選びやすくなっています。

漢方薬による治療


更年期障害による症状が強い場合は原則ホルモン補充療法がすすめられますが、症状が軽度な場合は漢方薬などで治療を行います。

ホットフラッシュの治療に使われる漢方薬としては加味逍遙散(かみしょうようさん)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などが有名です。

他にも冷え性などの症状もある場合は当帰杓薬散(とうきしゃくやくさん)などを使う場合もあります。

漢方は体の中の巡りをよくすることで不調の改善をはかるため、不定愁訴と言われる原因がハッキリしないような不調の改善に向いています。

サプリ


意外にも病院でも症状が軽微な方にはサプリなどで対策することを薦めるクリニックも増えています。

症状がそこまで強くなく、ホルモン治療に対して抵抗があるような方はまずはサプリなどで様子を見てみるのもおすすめです。

最近の更年期系サプリには漢方系や女性ホルモンサポート系などいくつかの種類があるので症状によって選べるのも魅力的です。

対策に有効な栄養素

辛いホットフラッシュの症状を少しでも緩和するのに役立つ栄養素をまとめました。

サポニン

サポニンは大豆や高麗人参などに含まれる有効成分として知られています。

健康に対する様々な効果があると言われる成分で、肥満の抑制や血流改善、免疫力アップなどが期待されます。

サポニンには女性ホルモンの働きをサポートする機能やめぐりを良くする働きがあるため、ホットフラッシュなどの対策にも有効な成分です。

大豆イソフラボン

言わずと知れた更年期に効果的な栄養素として有名なのが大豆イソフラボンです。

大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、更年期症状の緩和に役立ちます。

豆乳などで手軽にとりやすいため、毎日お豆腐や納豆、豆乳などで摂取すると効果的です。

亜鉛

女性ホルモンを活性化させる成分として重要なのが亜鉛です。

亜鉛は体内で作り出すことが出来ない成分のため毎日食事などで補う必要があります。

亜鉛は女性ホルモンの活性化以外にも免疫のアップや新陳代謝の促進など体つくりい欠かせない栄養です。

亜鉛は汗に混じって体外へと流出しやすい栄養のため、ホットフラッシュで発汗が多い時は特に意識して摂取しておきたい栄養素と言えます。

乳酸菌

腸内環境のバランスがとれてると免疫力や自律神経の乱れが起こりにくくなります。

そのため、女性ホルモンのバランスを整うサポート効果も高いため乳酸菌は積極的に摂っておきたい栄養と言えます。

ヨーグルトやキムチなどにも乳酸菌は配合されているので毎日1品何かしらの乳酸菌食品を食べるがおすすめです。

ビタミンB12

ビタミンB12は悪性の貧血などに有効なビタミンとしても知られていますが、他にも神経系の機能維持にも役立つことが知られています。

更年期障害で起きやすいめまいなどに対しても効果が期待できるため、ふらつきやめまいなどの症状が気になる方は毎日しっかりとっておきたい栄養素です。

自宅でできる対策法

ホットフラッシュなどの更年期障害の症状を少しでも軽くするためにできる対策法を紹介します。

冷え性対策


更年期障害によってホットフラッシュを起こす人の多くは冷え性や日常的に汗をかく習慣が少ない人が多いと言われています。

冷え性や発汗自体が少ないと更年期障害によって体温調節中枢が乱れるとより大きな反動として症状が出やすくなります。

女性は末端冷え性など手足を中心に冷えている人が多いため、冷え性対策として生姜湯を飲んだり、半身浴などで汗をかく習慣をつけておくことでホットフラッシュの症状の軽減に繋がります。

身体の巡りをよくする


ホットフラッシュ対策で最も重要なのが体の中の巡りを良い状態に保つことです。

体の巡りが悪いと浮腫みや冷えを起こしホットフラッシュの症状を起こしやすい体質になります。

管理人
体の巡りを良くするにはヨガや漢方など体の中の流れを整えるような対策が最適です。

 

最近では身体の巡り改善効果が高いことでも知られている高麗人参を贅沢に配合したサプリなども手軽に買えるようになっているため、冷えや浮腫みを日常的に感じているという方には漢方が配合されているサプリが効果的です。

アロマでリラックス


更年期障害によって色々な症状が出ている時は自律神経も乱れていることが大半です。

その為自律神経の乱れを落ち着かせる効果があるアロマオイルなどでリラックスできる空間を作ることは対策として有効です。

アロマオイルは選ぶ香油によってイライラを落ち着かせたり、女性ホルモンの分泌を促したりと色々な効果が期待できるので、症状が軽度で手軽に何か対策を始めてみたいという方におすすめです。

サポニンを摂取

サポニンはとても万能な成分でもあるので、女性ホルモンと血液のめぐりを同時にサポートすることができます。

そのため積極的にサポニンを摂取することで辛いホットフラッシュを原因からしっかり解消へ導くことができます。

サポニンは大豆などにも含まれますが、量をしっかり摂取する必要があるので大豆の7倍以上のサポニン量が含まれると言われる高麗人参などを取り入れると効率がいいです。

高麗人参といえば原産地で有名なのは韓国です。とくにプンギ産の高麗人参はサポニンの量や質が高いと言われているのでプンギのサポニンを原材料にしているサプリなどを摂取するのが理想です。

サポニンが豊富な高麗人参サプリの体験レポート

 

適度な運動


ホットフラッシュの症状を緩和させるのに効果的なのが運動です。

既に重度のホットフラッシュが起きている方には激しい運動はすすめられませんが、まだ強い症状を起こしていない方にはおすすめです。

日常的にウォーキングやランニングなど運動する習慣をつけておくと発汗したりする体温調節機能が強化されるため、ホルモンバランスの乱れによって起きるホットフラッシュの症状も重症化しにくくなります。

始めは近所を15分ほど散歩するだけでも良いので毎日コツコツ少しずつ運動をする習慣をつけることでホットフラッシュによる症状を抑えることが出来ます。

大豆イソフラボンの摂取


何度もになりますがやはり更年期障害によってホットフラッシュなどの症状が起きている時にしたい対策としては大豆イソフラボンを積極的にとることです。

大豆イソフラボンは身近な豆腐や納豆、豆乳で摂取できる成分なので対策としては誰でも行いやすいのが魅力です。

最近では豆乳を使ったスイーツなども出てきているので食事を楽しみながら対策ができるのが魅力です。

エクオールサプリの活用


まだ我慢できるけど症状によっては少しずつ生活に支障が出てきているという方に最適なのがエクオールサプリです。

エクオールは大豆イソフラボン由来の成分で女性ホルモンと同様の働きをしてくれる成分です。

エクオールは大豆イソフラボンとして摂取するよりも効率良く身体に吸収されて効果を発揮するため、ホットフラッシュで悩んでいる方にはピッタリのサプリです。

毎日決められた量を飲むだけで女性ホルモンの不足を補って更年期症状が起きづらい状態にしてくれます。

エクオールを毎日飲むことで不足しがちな女性ホルモンの補助ができるため、続けるほど更年期障害による症状が重要化しにくくなる事が期待できます。

タイプ別おすすめ対策サプリ

あなたはどのタイプ?タイプ別ホットフラッシュ対策サプリ。

冷え性運動不足タイプ

高麗美人

効果
めぐりサポート・もやもや感・冷え性

価格:3,024円
成分:鉄分・亜鉛・カリウム・カルシウム・マグネシウム・ビタミンB類・サポニン

冷え性で運動もめったにしないというタイプにオススメなのが高麗美人という貴重なプンギ産の6年モノの紅参のみを使用しているサプリです。

6年モノの紅参とは高麗人参を皮がついたまま蒸して乾燥させたもののことで、通常の4年物と比べるとサポニンという成分が倍近くまで増えるため非常に貴重な食材として扱われています。

高麗美人はこの6年もの紅参を贅沢に使用して作られたサプリのため、冷え性や運動不足などで巡りが悪くなっているタイプの方に最適なサプリです。

⇒高麗美人の口コミを見てみる

活発行動派タイプ

エクオール

効果
女性ホルモンのサポート

価格:6,480円
成分:エクオール・ラクトビオン酸

 

日頃から活発に運動などもするタイプの方におすすめなのが、不足しがちな女性ホルモンをサポートしてホルモンバランスの乱れを防止するエクオール+ラクトビオン酸です。

エクオールは大豆イソフラボンが体内に摂取されて代謝されることでできる成分で、日本人女性の半数近くがこの代謝機能が低いと言われています。

せっかく大豆イソフラボンをとっていてもエクオールが生み出せないと結果的に女性ホルモンのサポートとして活躍することは出来ません。

エクオールサプリは最初からエクオールとして成分を配合しているため、そのまま身体に吸収されて効率よく女性ホルモンのサポートができるのが最大の特徴です。

ラクトビオン酸を一緒に配合することで腸内環境を保ち女性ホルモンなどホルモンバランスが乱れにくくする効果が期待できます。

⇒エクオール+ラクトビオン酸の口コミを見てみる

外出先で起きた時の対処法

サプリや運動などを始めても効果が出るまでそうしてもホットフラッシュなどの症状が気になりますよね、ここでは外出時などにホットフラッシュが出た時の対処法を紹介します。

タオルハンカチを常備


まずホットフラッシュが度々起きると自覚がある場合はタオルハンカチをバッグなどに常備させるようにしましょう。

ホットフラッシュは室外から室内に入った際のちょっとした気温差などでも発汗を起こすことがあるので、サッと取り出して汗がふけるようにしておくと便利です。

あまりにものぼせ症状が辛い時はお手洗いでタオルハンカチを濡らして脇の下に挟むことで体温を下げることもできるので、タオルハンカチはバッグに1つは必ず入れておきたいアイテムです。

脇汗パッドで対策

ホットフラッシュが起きるととにかく尋常じゃないほど汗をかいてしまうという方も多いと思います。

管理人
そんな人におすすめなのが脇汗パッドを洋服の下にしっかりつけておくことです。

 

ホットフラッシュで発汗が始まると薄手の洋服だとすぐに汗じみなどが出来てしまいます。

汗ジミができると恥ずかしくなって余計に発汗が進みどうしようもない状態に陥ってしまいます。

事前に外出前に脇汗パッドをつけておくだけで精神的にも不安が解消されるため、急なホットフラッシュが起きた時も焦らずに対応できるようになります。

服は重ね着で調節しやすく


ホットフラッシュが起きる原因は体温調節機能の乱れのため、衣類で体温調節がしやすいようにしておくことは大切です。

中に薄手の半袖をきて上着にカーディガンやジャケットを羽織るなど重ね着をしておくと急に暑くなったり、寒く感じるときにも調節がしやすくなります。

特に寒暖差が激しいところに出かける予定がある場合は上着や大判のストールなどを常備しておくといざと言う時に活用できるのでおすすめです。

汗拭きシートでベタつき防止

ホットフラッシュによって大量に汗をかくと心配なのが臭いですよね。

お友達と出かけた時に急にホットフラッシュが起きようものなら汗や臭いが気になってお出かけが台無しになってしまいます。

管理人
そんなときのために持っておきたいのが小さめの汗拭きシートです。

 

最近ではコンビニなどでも小さいタイプの汗ふきシートが売っているので、急に発汗が強くなったときなどは汗ふきシートで臭い予防をしておくと安心です。

汗ふきシートで拭いた後は肌もサラサラになるのでベタつきなどの不快感も軽減できるためティッシュなどと一緒に持っておくと便利です。

まとめ

ホットフラッシュは更年期障害によって起きる症状の1つで更年期障害で悩む方の8割近くが経験するほどメジャーな悩みです。

ホットフラッシュ対策
・冷え性の改善
・身体の巡り改善
・アロマでリラックス
・適度な運動
・大豆イソフラボンの摂取
・エクオールサプリの活用

ホットフラッシュの自宅でできる対策としてはこのようなものがあります。

特にエクオールや大豆イソフラボンは更年期の原因となる女性ホルモンの低下をサポートしてくれるのでおすすめです。

ホットフラッシュの症状を改善させるには冷え性などの身体の乱れを改善することが効果的なので、漢方や高麗美人のような巡りサポート系サプリを活用することも対策としては有効です。

ホットフラッシュは多くの方が経験する更年期の悩みの1つなので、もしかして…と感じたら早めに対策をすることが大切です。

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コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。

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コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。