一口に疲労と言ってもその症状には様々な状態があります。
疲労感をそのままにしておくと日常生活を送るうえでも支障がでてくることがありますし、ただの疲労だと思っていたら実は恐ろしい病気の前兆だったというケースもあります。
ここではなぜ疲労を感じるようになるのかそのメカニズムとともに簡単に解説していきます。
>>疲労を一刻もはやく改善したい方は対処法を先にご覧ください
疲労が起きるメカニズムとは
疲労は痛みや発熱の症状に代表される生体の三大警告と言われています。
これは生命を維持するのに大切なシグナルとなっていてそのままの状態が続くと生命活動に支障がでることが予想されます。
主に疲労を感じるようになるにはいくつかの原因があり、その原因により体内での様々な生成活動が阻害されることにより疲労を感じるようになります。
まずはじめとして、エネルギー源の不足により、活動量と体内でのエネルギー生成のバランスがうまくとれなくなることにより疲労として私たちは感じるようになります。
簡単に例えると、ご飯を食べずにフルマラソンに挑むと体内エネルギーと消費されるエネルギーが釣り合わない状態になるので、その結果極度の疲労としてあらわれます。
もちろん、こんな無謀なことをしては倒れてしまうのがわかりきってますので皆さんは試さないで下さい。
他にエネルギー補給が充分でも、強いストレスや長時間の負荷により疲労は引き起こされます。
細胞の修復が正常に行われないと老廃物がたまり、老廃物の中にある疲労物質が排出されずに信号として頭へと伝わりますそして疲労を感知してどうにか身体の状態を戻そうとしますが、うまく修復されないと免疫細胞にまで影響がではじめ最終的に様々な症状が発生します。
最近酸化ストレスと疲労の症状の関係性が注目されていることから、筋肉や頭の神経細胞に酸化ストレスが発生することによって身体の疲労症状、老化の原因になっているのではと報告されています。
現代の日本では飽食といわれているくらいなので、前者のようなエネルギー不足による疲労よりは外部からの負荷による疲労が大半をしめています。
疲労がたまるとこんなことが起きる
疲労の症状がでているのにも関わらず対策を行わないと、身体の中で機能するはずのパラメーターの上限値がどんどん低くなり結果的に細胞の修復が追いつかず慢性的に疲労が残った状態へと深刻化していきます。
また、疲労は辛い症状だけではなく、身体疲労として感じ取るまでのメカニズムを見てもわかることから酸化による肌の衰えなどのトラブルを引き起こします。
肌の老化が進むと、実年齢とは別に老けて見えたり日常生活でも活気がなく育児や自身のライフプランにまで影響を及ぼす危険があるのです。
疲労の種類と症状
実は疲労と言っても厳密には色々と分類されています。自分の疲労がいったい何からくるものかを把握して身体の状態を理解しましょう。
まず、疲労は末梢性疲労と中枢性疲労に分かれます。文字の通り、末梢性とは頭以外の身体に起きるさまざまな疲労であり、中枢性は頭が原因となるようなさまざまな疲労をさします。
要するに、身体の手や足など筋肉が疲れを感じているか、頭から疲れを感じているかですね。
他に病気による疲労なのか、病気はないのに引き起こされた疲労なのかの分類として生理的疲労、病的疲労があります。病的疲労には発熱などの諸症状が加わる事が多いです。
最後に他覚的疲労と自覚的疲労があります。こちらは活動量などを客観的に評価した疲労と、自覚的に感じる疲労といえばように分けられます。
よく、本人は疲労により非常につらい状態が続いているのに周りからは怠けている、やる気が足りないんだ。などと言われるのは、この他覚的疲労と自覚的疲労のバランスが釣り合わずに自覚的疲労が優位になっていると考えることができます。
疲労が前兆の怖い病気
ここではただの疲労だと思っていたのに病院で検査をしてみたら病気だった。という事が多い疾患についてです。
- 繊維筋痛症 →疲労感、睡眠障害、全身痛、不安感など
- 慢性疲労症候群 →慢性的な疲労感、摂食障害、不眠、微熱、頭痛など
- うつ病 →疲労感、やる気がでない、不眠、不安感、頭痛など
- 肝機能低下 →全身倦怠感、疲労感、不眠、過度の眠気、吐き気、黄疸など
- 自律神経失調症 →疲労感、動悸、血圧上昇、口渇など
- メニエール病 →疲労感、はげしい回転性めまい、難聴、耳閉感など
このように初期の症状として倦怠感や疲労感を強く感じる疾患は多数ありますので、疲れが改善されない場合は必要に応じて病院を受診されることが必要です。
中には病院の検査でもなかなか見つからない病気もありますので、症状に合わせた専門の科を受診するのが大切です。
疲労を感じたらやるべきこと
まず、疲労を感じたら十分な休養を取るようにしてください。しかし、仕事などをしているとなかなか休養のとりずらい状況が続くことも多々ありますね。そういう時はサプリメントなどの疲労回復に効果の有る栄養を含んだものを生活に取り入れることで改善されることが期待できます。
特に疲労にはアミノ酸の働きが非常に有効と言われており、家事や育児、仕事のパフォーマンスの向上を目指すのであれば食事では継続して取りずらい栄養を広く配合したサプリメントを選ぶことが大切です。
栄養面のみではなく、就寝前にお風呂に入りぬるめのお湯に浸かり自律神経の働きを整え質の高い睡眠をとることも重要です。特に寝る前のスマホやゲームなどの液晶をみることにより神経が興奮して質の良い睡眠がとりずらくなりますので休む時はしっかり休む。これが疲労とうまく付き合ううえで大切なポイントなのではないでしょうか。
疲労に効果の高いと言われるすっぽん由来のアミノ酸などが豊富に配合されているすっぽん小町は特に慢性的な疲労を改善させてすっきりした気持ちで毎日過ごせるようになるので効果的です。
おわりに
ここまでは疲労の症状を感じてお困りの方のために疲労のメカニズムを交えてご紹介しました。しかし近年では疲労自体を感じない人が増えてきているようです。もちろんスーパーマンではないので生物であれば何かしらの疲労を感じるはずです。
しかし、最近の日本では疲労感を達成感と区別ができず自分のキャパシティーを超えた業務量を抱え込んでしまう方が多くいるそうです。このような状態が続くと結果的に最悪の場合過労死の危険があります。
疲労の症状を感じる内に自分の生活にあった対策を早めに行うことが疲れ知らずの体を手に入れるための第一歩と言えるのではないでしょうか。
女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。