化粧品や化粧水、美容クリームなどの成分を見ているとグリチルリチン酸ジカリウムという成分を目にした事があるという人も多いと思います。
グリチルリ点酸ジカリウムは抗炎症作用などがある成分として美容業界では重宝されている成分の一種でもあります。
知らずに成分表などを見ていると何となく悪い成分とか化学薬品などの添加物なのでは?といった印象を持たれることもありますが、実際のところは全くそのようなことはありません。
グリチルリチン酸ジカリウムとは
グリチルリチン酸ジカリウムは別名グリチルリチン酸2Kとも言われているもので、グリチルリチン酸とカリウムの塩で構成される成分となります。
最近では皮膚炎を改善するために作られている医薬部外品の成分としても使われる事が増えてきています。
グリチルリチン酸ジカリウムに期待できる効果にはどんなものがあるのか
それではグリチルリチン酸ジカリウムに期待される効果を一つずつ見ていきましょう。
痒みを防止する
肌が乾燥していたりアレルギー症状を起こしている時などに強くかゆみの症状がでてしまうということはあると思いますが、グリチルリチン酸ジカリウムは痒みを防止するのにも効果を発揮してくれます。
一時的にでもかゆさを感じてしまって掻かずにはいられないような様態になってしまったとしてもグリチルリチン酸ジカリウムが配合されている薬や化粧品を直接痒いところに塗っていくだけで痒みをスーッと抑えることなども可能となっています。
ニキビの予防・改善
ニキビケア化粧品などんもグリチルリチン酸ジカリウムが配合されることが最近は多くなってきています。
すでにできてしまっているニキビに対してもグリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症作用や解毒作用が上手く働いてくれるようになるのでスムーズにニキビをケアしていくこともできます。
オールインワン化粧品などでもニキビケアに対する効果が期待されるものも多いので、上手く取り入れていけばニキビによるつらい状態を改善させることも不可能ではないです。
抗炎症作用・抗アレルギー作用
ニキビが一時的に解消されてきたとしても肌荒れが続いてしまったり、アレルギーが原因となって炎症をおこしてしまうということはどうしてもあると思います。
化粧水や美容液などに含まれるグリチルリチン酸ジカリウムの量はそこまで多くはないので、あまり酷い炎症だと塗ってもすぐに治るほどの即効性などは期待できません。
ただ、継続して塗っていくことで炎症が起きている原因となるアレルゲンに対しての耐性をつけていったり、肌の免疫力を高めることもできるので炎症をしにくくしていくという効果も期待できますね。
フケの防止効果などもある
顔などの肌だけではなくグリチルリチン酸ジカリウムは頭皮のケア用品などに配合されているケースもあります。
頭皮にグリチルリチン酸ジカリウムを塗ることでフケが増えてしまわないように防止することもできますし、頭皮の痒みや炎症などを防ぐこともできるので、肌だけでではなく頭皮の悩みも活用することができそうですね。
悩ましいアトピー肌の対策にも!
アトピーを抑えるためにはステロイドを使うしかない・・・と思われている方も多いですが、グリチルリチン酸ジカリウムはアトピー肌対策のための化粧品などにも含まれることがあります。
アトピーといったら痒みと炎症が非常につらい皮膚の病気ですが、ここまでにまとめてきている効果を見ても分かる通り、痒みにも炎症にもグリチルリチン酸ジカリウムは効果を発揮してくれるのでステロイドに期待するような効果があるということでもあります。
この記事のまとめ
グリチルリチン酸ジカリウムという成分の持つ肌への効果や働きについてまとめてきました。敏感肌で肌荒れやニキビなどに悩む人にとっては味方になってくれる成分と言える内容になっています。
手軽にグリチルリチン酸ジカリウムを肌に塗っていくならエクラシャルムなどのようなニキビケアにも保湿にも使えるオールインワン化粧品などが適しています。
ニキビケアを本格的に行っていきたい場合などはニキビケア美容液として販売されているパルクレール美容液などは非常に効果的なので一度試してみる価値はあるでしょう。
いずれにしてもグリチルリチン酸ジカリウムは悩める肌質の改善に役立てることができる有効成分となっているので、名前の印象が化学薬品っぽくて悪い成分に見られがちですがそうではないことを知っておくようにすると今後何かの役に立つかもしれませんね。
女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。