プエラリアの副作用まとめ!被害にあう前に知っておくべきポイント

プエラリア副作用による若い女性の被害が急増しているとネットニュースなどでも話題になりました。

管理人
プエラリアは主にバストアップサプリなどの主成分として使われることが多く飲むだけでバストアップが期待できると若い女性に人気でした。

 

バストアップサプリの成分プエラリアの知られざる副作用をまとめましたので被害にあわないためのチェックポイントなど紹介します。

プエラリアってどんな成分


そもそもプエラリアとは学名でプエラリア・ミリフィカという亜熱帯地方に群生するマメ科の植物です。

プエラリアには砂糖や食物繊維が豊富に含まれていますが他に女性ホルモンと似た働きをするミロエステロールという植物性エストロゲンが大豆の何十倍も含まれています

プエラリアの成分の中にエストロゲンを活性化させる強い成分も含まれており摂取することで美肌作用や更年期障害の軽減などの効果も期待できます。

管理人
問題となるのはエストロゲンの分泌量が十分にある若い女性がプエラリアを摂取することでエストロゲン過剰の状態になることが副作用と深くかかわっています。

植物性エストロゲンとは何か


先ほど登場したプエラリアに含まれている植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)という物質は私たちの体内で分泌されるエストロゲンと非常に似た作用を持つ植物からとれる成分のことを言います。

通常私たちの体の中では様々な器官が連携してホルモンバランスなどを正常に保っていますが、閉経などで女性ホルモンが低下する場合があります。

このような時に植物性エストロゲンを含むサプリなどを摂取すると本来体内で分泌されるエストロゲンの代わりに不足した部分を補って更年期などの症状を緩和してくれます

エストロゲンの分泌量が減少している状態で植物性エストロゲンを摂取すると更年期などの症状が緩和されますが、逆に正常に分泌されている若い方が過剰に摂取するとエストロゲン自体の活動が乱れて不調を起こす原因にもなり得ると言われています。

プエラリアの副作用とは

プエラリアが植物性エストロゲンを含むことは分かりましたが実際どのような副作用が考えられるのでしょうか。

月経不順や不正出血


プエラリアの代表的な副作用としては今まで正常に来ていた生理が乱れたり、生理でもないのに出血が続くなど不正出血のトラブルが多いようです。

管理人
国民生活センターでもプエラリアを使ったバストアップサプリでの被害が報告されておりそのほとんどが若い女性だったそうです。

 

プエラリアの副作用である不正出血は植物性エストロゲンの作用によって生理前のエストロゲン量が増加している状態と体が勘違いして起きると考えられます。

継続的に摂り続けることで不正出血など続くようになると貧血などの症状も出てくるので注意が必要です。

頭痛や腹痛など


プエラリアを飲むことで起きる副作用には生理痛に似た頭痛や腹痛、吐き気などもあります。

何度も言いますが正常にホルモンが分泌されている女性がプエラリアを継続摂取することでホルモン剤を服用した時と同じような症状が起きる事が考えられます。

特にエストロゲンは女性らしい体つきを作り出す効果がありますが、同時に生理を起こしたりそれに伴う頭痛や腹痛、吐き気を起こすこともあります。

プエラリアを飲むことでバストアップが簡単に期待できると販売しているメーカーも多いですが、国民生活センターの調べではメーカーがサプリを飲んである特定の部位に作用すると回答したところは無かったようです。

ニキビなど肌トラブルが増加する


女性ホルモンのバランスを崩す可能性があるプエラリアは続けることで女性ホルモンのバランスが崩れニキビなどの肌トラブルを起こしやすくなります

エストロゲンは元々皮脂の分泌を抑えて美肌に保つ効果があると言われていますが、それはあくまでももう一つの女性ホルモンであるプロゲステロンとのバランスが取れているときです。

管理人
エストロゲンだけが過剰な状態を繰り返すと肌への皮脂分泌が少なくなってバリア機能が低下したり、肌荒れを引き起こす原因となります。

 

エストロゲンを適度に摂取する程度では美肌効果が期待できますが、バストアップサプリに含まれるような高濃度のプエラリアを続けることでバランスを保っていたホルモンが崩れてしまい肌荒れを起こすことが考えられます。

イライラしたり精神的に不安定になる


プエラリアを摂取することで女性ホルモンのバランスが乱れると生理前のようなイライラや不安感などの精神症状を感じる方もいるようです。

特に元々生理の周期によって精神が不安定になりやすいという方は女性ホルモンの影響を受けやすいので使用には注意が必要です。

バストアップサプリの中には1日の最大摂取量を使用すると低用量ピルと同じくらいホルモン量が含まれているものもあるようなので購入の際にはプエラリアの含有量はチェックが必要です。

下痢や便秘を起こしやすい


女性ホルモンの1つであるプロゲステロンは腸のぜん動(動き)を抑制する作用がありそのためプロゲステロンが優位になる時期は便秘になりやすくなるなどトラブルが起きやすくなります。

逆に生理前などエストロゲンが優位になる時期はプロゲステロンの効果である腸のぜん動が活発になるので下痢などを引き起こしやすいとされています。

プエラリアは植物性エストロゲンですので過剰摂取することでプロゲステロンとエストロゲンのバランスが乱れやすくなり結果として便秘や下痢などの症状を引き起こしやすくなります

特に夏場などは下痢が続くと脱水症状など起こしやすくなり危険ですのでひどい下痢が続く場合は使用を控えて消化器内科などに相談しましょう。

臨床実験でも作用が危惧されている


海外などでもバストアップや若返りをうたってプエラリアを含有したサプリが販売されているようですが実際にヒト試験の結果ではプエラリアを100mg継続摂取したことで貧血や肝機能への影響を起こした事例があったそうです。

更に動物を使った試験でもプエラリアを毎日100mg継続摂取したことで月経周期が延長したり、1000mgの摂取では月経の停止が確認されました。

ネットなどで市販されているバストアップサプリの多くは1日あたり300mgほどプエラリアが入っているので副作用の目安となる100mgをはるかに上回っていることが分かります。

管理人
中には1日量が600mg配合と短期の摂取でも体への影響が懸念される配合量のものもあります。

 

基本的にプエラリアの配合量が高ければその分たしかにエストロゲンの作用による乳腺の発達なども期待できますが、同時に子宮の発達なども起きますので女性特有のトラブルを引き起こすリスクも高くなります。

プエラリアの副作用まとめ

バストアップや若返り効果があると話題のプエラリアですがその効果は強い反面継続することで身体に思いもよらない副作用を起こす危険があります。

プエラリアの副作用
  • 不正出血や生理不順
  • 頭痛や腹痛、吐き気
  • ニキビなど肌トラブル
  • イライラや精神不安定
  • 下痢や便秘

プエラリア自体の研究はまだまだ発展途上であり今後さらなる副作用など見つかる可能性もあります。

エストロゲンは長期暴露することで女性特有ガンなどのリスクを上げることでも知られていますし、若い女性が長期間使うことで日常生活に影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

女性ホルモンは非常に繊細なバランスで保たれているのでバストアップや若返りのために副作用のリスクを背負ってプエラリアを使うことは正直おすすめできません。

プエラリアがオススメできる方
  • 更年期障害などで悩んでいる
  • 閉経してエストロゲン量が低下気味
  • 元々エストロゲン分泌が少ない
管理人
管理人自体長期間病院でホルモン剤治療を行っていますがホルモン剤を使うことは体に色々なリスクがあります。

 

プエラリアのようなホルモン剤にないにしろ強い効果を発揮する成分などを使うよりバストアップや若返りをしたいなら補正下着やプラセンタなど安全性が確立されているものがおすすめです。

プエラリアのように副作用などリスクが気にならないバストアップアイテムを管理人は実践しています。

バストアップをどうしても諦めきれないという方はそちらも参考にしてみてください。

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2017.02.25

コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。

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コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。