ヒトプラセンタは危ない!?HIV感染など副作用のリスクとは?

ヒトプラセンタ危ないと聞いて不安に思っていませんか?

ヒト由来のプラセンタを使用することで危ないと一部で言われているHIV感染副作用などについてまとめました。

プラセンタ美容を取り入れてみたいけど安全性が気になると言う方の参考になればと思います。

ヒト由来プラセンタは基本病院のみで取り扱い


プラセンタと言っても原料となるモノが豚や馬など色々ありますよね、今回問題となるのはヒト由来のプラセンタになります。

管理人
ヒト由来のプラセンタは文字通り人の胎盤から抽出したものを使用したプラセンタになります。

 

もともとヒト由来のプラセンタは医療の現場で治療薬として使用されており現在でも一部の疾患では治療薬として使われています

基本的にはヒト由来のプラセンタを使った注射液は医薬品となりますので病院などの医師の処方がなければ受けられません。

ヒトプラセンタが危ないワケとは?


豚や馬などのプラセンタは聞かないのになぜヒトプラセンタが危ないのか疑問に思う方もいると思います。

ヒトプラセンタは私たちと同じヒトの胎盤から抽出したものを使用しますので血液や体液によって伝搬するタイプの感染症のリスクが100%ないとは言い切れないというのが理由です。

医薬品の形にする前までにはもちろん厳重な検査や滅菌処理などの工程を経て注射液として出回りますが、感染症などは突然変異などの想定外の進化をたどるものも100%ないとは言い切れません

そうした未知の感染症のリスクが血液や体液を含む胎盤を原料とすることでどうしてもないとは言い切れないのでヒトプラセンタは一部では危ないと言われているようです。

HIV感染のリスクはないのか?

皆さんが気になっている血液感染や母子感染で有名なHIVについても基本的にはプラセンタサプリの原料となる胎盤を提供する方は厳重なチェックのうえ選ばれるのでよほど奇跡的な何かが起きない限りは心配いらないでしょう。

どうしてもHIVと言うと血液や母子感染といった胎盤と深くかかわる感染症ということもあり心配に思う方が多いと思いますが、基本的に医薬品の原料として使われる胎盤は海外渡航歴や感染症の有無など徹底的に調べてから選ばれるので心配はほぼないと言っていいでしょう。

どうしても新型の未知のタイプなどが出た場合はその限りではないので100%安全と言い切ることはできないというのがヒトプラセンタの1番のデメリットだと思います。

具体的な安全管理はどうなっているのか


病院で使用されるヒトプラセンタは「メルスモン」と「ラエンネック」という2つの種類があります。

どちらも原料としてヒトの胎盤を使うので感染症や副作用のリスクがどうしても心配ですよね。

管理人
まずは原料となる胎盤を提供するヒトが感染症として問題となる地域などへの渡航歴がないか問診を徹底して行います、この時点で不安や問題がある方の胎盤は原料としては使用されません

 

更に胎盤を提供された後に1つずつ核酸増幅検査(NAT)という検査を実施しB型肝炎ウイルス・C型肝炎ウイルス・HIVといったウイルスが本当にないのかチェックし安全性が確認されたものだけを原料として使用します。

更に無事にチェックが済んだ胎盤は製造工程をたどり最終段階で121℃で30分の高圧蒸気滅菌を実施されて医薬品として私たちのもとにやってきます。

徹底された安全管理の中で医薬品としてヒトプラセンタは作られますがどうしても未知の感染症のリスクは避けられないというのが現状です。

ヒトプラセンタの副作用とは?


厳しい検査項目や安全管理によって作られているヒトプラセンタですが、実際に使った時に起きる可能性がある副作用などはいったいどんなものがあるのでしょうか。

プラセンタはたんぱくアミノ酸製剤というアレルギー体質の方が使うと稀にショックなどを起こす可能性のある医薬品です。

管理人
重大な副作用としてはショック状態やアナフィラキシーなどがありますが今のところ直接死にいたるような副作用の発症はないようです。

 

多い副作用としては注射をした部分が赤く腫れたり、疼痛、発赤、悪寒、発熱といった軽度のものが全体の5%以下に起きる可能性があると使用上の注意に書かれています。

プラセンタ注射は皮下注射なのでどうしても痛みがある程度は伴いますが、発赤なども多くは2~3日で引き体調不良などにつながるケースは比較的少ないようです。

ヒトプラセンタを使ったら献血ができなくなる


ヒトプラセンタを使用している方が献血ができなくなるって知っていますか?詳しい内容は別の記事で紹介していますので気になった方はそちらも見てみてください。

プラセンタ注射はリスクが有るって本当?献血ができなくなる理由とは

2017.04.03
ヒトプラセンタを使用している方はクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)という異常プリオンたんぱくが脳内に蓄積して脳に症状を起こす稀な病気の伝播リスクがあるとして日本赤十字社では献血を禁止しています。

どうしても胎盤という血液や体液など感染リスクがあるものが原料として使用されているので献血など不特定多数の方への使用が考えられるものでは徹底して禁止などの対策が取られています

リスクが低いプラセンタとは?

ヒトプラセンタは医療の現場で使われる医薬品の分類になるので効果が期待できる分副作用やリスクなどの心配も大きくなります。

管理人
では逆に効果は多少下がってもリスクが少なく私たちでも気軽に使えるプラセンタとはいったいどのようなものがあるのでしょうか。

リスクが低いのは植物系プラセンタ


植物なのにプラセンタ?と思いますが最近のサプリや化粧品の中には植物プラセンタと言われる成分を含むものがあります。

管理人
胎盤は哺乳類独自のものなので植物にはないのですが、植物には胎盤と似たような器官として胎座と言う部分があります。

 

この部分は芽を育てるために必要な栄養などをたっぷり含んでおり人間でいう胎盤に似た器官と言えます。

植物プラセンタはこの胎座から抽出されたものをさすので効果が似たようなものが期待できるので便宜上植物プラセンタと言っています。

植物由来なので感染症などのリスクもなく安心して手軽に使えるのでリスクがどうしても不安という方は植物プラセンタがおすすめです。

馬や豚プラセンタは植物よりはリスクあり


どうしても動物由来のプラセンタを使用するとなると0.01%でもリスクがないということは現在の医学では言えません。

しかし、ヒトプラセンタよりは感染などのリスクは圧倒的に減りますので献血の禁止などといった行動制限もありません。

管理人
プラセンタに使用されている豚や馬はその製造会社によって安全性にバラつきがあるので選ぶ際には注意が必要です。

 

現在販売されている豚や馬由来のプラセンタの中安全性や効果両方とも高いのがオージオから出ている「ヴィーナスプラセンタEX」や悠々館から出ている「スマイルプラセンタ」などがあります。

両方ともトップクラスの安全管理下で製品チェックをしており品質と安全性共に安心して使えるサプリになっています。

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2017.04.07

この記事のまとめ


「ヒトプラセンタが危ない」と聞いて不安に感じていた方も多いと思いますがHIVの感染や副作用と言った面を1つ1つ確認していけばかなりリスクは低いことが分かったと思います。

ですが100%安全とは言えないのがヒトプラセンタの最大のデメリットで、どうしてもリスクや副作用が心配という方は植物由来のプラセンタや豚や馬のプラセンタを使用したタイプの物から始めてみるのがおすすめです。

リスクの高い順
ヒトプラセンタ>動物由来プラセンタ>植物由来プラセンタ

リスクの面でみるとどうしても上記のような順になりますがリスクが低い分効果の方も緩やかになっているので使用の際は配合量などしっかりチェックしておくことをおすすめします。

実際に私が使用して検証したプラセンタサプリのランキングなどもありますのでプラセンタサプリをお探しの方はそちらもチェックしてみてください。

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コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。

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