エストロゲンが低下する「本当の」原因は?

働く女性が増え日常生活の中でも様々な場面で働く女性を目にすることが増えました。しかし、女性の社会進出が進むことにより、女性の健康トラブルも増加傾向にあります。

特に最近若い女性の間でトラブルとなっている自律神経の不調やプチ更年期といった日常生活をおくるうえで非常に問題となる健康に関するトラブルが関心をよせられています。

実は女性の体の不調の多くは女性ホルモンの影響による場合が多く、特に現代社会では様々な要因によりエストロゲンなどのホルモンが低下傾向にあるようです。

では、女性の体に影響を与えるエストロゲンとはいったい何が原因で低下するのか、隠れた本当の原因を調べました。

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そもそも女性ホルモンとは?

人間が生きていくうえで体の各部位の機能や連携をうまく活動させるために機能があり、大きく分けると神経系と内分泌系に分けられます。ホルモンは内分泌系に分類されており、長期にわたる体の活動の手助けをしています。

ホルモンは特殊な細胞から放出されて血液中に放出され、各目的の臓器に到着すると生命活動を支える働きを始めます。

人間ではホルモンを作り出す器官として、下垂体・甲状腺・副甲状腺・膵臓の特殊細胞・副腎・卵巣・精巣・松果体などが存在します。

これらのホルモンを作り出す器官が正常に機能することで、私たちは体の水分を調節したり、骨を丈夫に保ったりなど日々の生活に困ることなく過ごすことができるのです。

エストロゲンを作り出す卵巣が非常に女性にとっては重要な器官となっています。エストロゲンを作り出すのは一体どのようにして行われているのでしょうか。

エストロゲンはいったいどこからやってくる?

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なんとなくホルモンというとジワジワどかからか滲み出るような気がしますが、実はエストロゲンなどのホルモンは脳からの指令で分泌されているのです。

ホルモンの分泌過程は上位のホルモンから順に下位のホルモンに指令がいきせっせと作られているのです。

イメージとしては会社の組織のようなものをイメージしていただければわかりやすいかと思います。社長からの指令で課長から係長、そして現場で働く係員に伝達されていき、結果として商品などがお客さん、ここでは目的臓器に配達されていきます。

ここで重要なのは、エストロゲンを作るためには現場の係員だけでは作り出せないという点です。(実際の臓器としては卵巣)エストロゲンを作りたい場合は上司の許可(脳)を取らねばつくれないのです。

このように、女性を様々な場面から守ってくれるエストロゲンは卵巣だけではなく脳からの段階を踏んで卵巣に伝達されることにより分泌されているのです。

エストロゲンの低下は更年期だけが原因じゃない

エストロゲンが脳からの指令で卵巣から分泌されているのはおおまかに理解されたと思います。今度は何が原因でエストロゲンが作り出されない状況が発生するのかを解説します。

エストロゲン分泌は脳から出される特殊なホルモンが様々な器官に届けられることにより、最終的に卵巣でエストロゲンが作られて身体中に運ばれていきます。

なので、エストロゲン生産に関わるホルモンを分泌している、視床下部、下垂体などの脳の主要な部分がストレスや睡眠不足による自律神経の乱れによりうまく機能しなくなると途端にホルモンバランスが崩れて体調不良へとつながります。

よくエストロゲンの低下の原因は閉経によるものが知られていますが、卵巣の活動が活発な若い世代の女性にも最近ではプチ更年期といって更年期障害のような症状が出て悩まされている方が増加しているそうです。

管理人
このような、若い世代の女性がエストロゲン低下を引き起こす原因としては先ほど触れた生活習慣の乱れなどによる脳の活動の不調が原因である場合があるようです。

 

エストロゲン低下の本当の原因

エストロゲンが低下してしまう本当の原因となっているのは以下の3つです。

エストロゲンが低下する原因
  • ストレスや睡眠不足によるダメージ
  • 自律神経の乱れ
  • 加齢による影響(更年期)
  • エストロゲンの原料(アミノ酸やコレステロール)不足
  • 閉経に伴う卵胞細胞の減少

簡単大にまとめると5つのことがエストロゲンの低下に大きく影響していると考えられます。

最近体の調子がおかしい、病院にいってもとくに悪いところは見つからない。こんな症状にお悩みの女性はもしかしたらエストロゲンの減少から引き起こされているのかもしれませんね。

エストロゲンを低下の対策方法

それでは実際にエストロゲンが低下している状態だとしてどのような対策をとっていけばエストロゲン低下が原因となる不快な症状を改善していくことができるのかまとめていきます。

寝る時間・起きる時間を決めて睡眠リズムを整える

まだエストロゲンが低下するような年齢ではないという場合は日頃の生活習慣の中でストレスが多かったり睡眠不足が続いていることが影響してくることもあります。

まず乱れがちな睡眠リズムを整えるためにも何時に寝て何時に起きるかという点はしっかり決めて毎日安定した睡眠時間を確保することが大切です。

朝はすぐにカーテンを空けて陽の光を浴びるようにすれば脳内からセロトニンなどが分泌されるようになり、リラックスした日常を過ごせるようになります。

管理人
適切な睡眠が続けばエストロゲンを低下させる要因の一つである自律神経の乱れを改善していくことができるようになるので、年齢問わずに睡眠について一度見直してみるのが良いでしょう。

エストロゲンの原料となる栄養素を摂取する

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エストロゲンをはじめとするホルモンはアミノ酸やコレステロールなどが原料となっています。

まず、エストロゲンを低下させないためには原料であるアミノ酸やコレステロールを十分に毎日欠かさずに摂取することが重要です。

若い女性に多い過度な食事制限によるダイエットなどは十分な栄養補給ができなくなり結果として体調を崩してしまうということにつながります。アミノ酸は様々な働きをしてくれるとても便利な栄養素で疲労やダイエットにも効果を発揮しますので健康な体作りのためにもアミノ酸を豊富に含んだ製品を生活に取り入れることがおすすめです。

次に原料をしっかり補充したら、エストロゲンの生産の指令を出す脳の働きを正常に保つための生活作りが必要です。

ストレスを溜めない、寝不足にならないように睡眠を確保する、などといった自律神経を乱れさせないための生活がポイントとなります。

この方法だと本当に少しずつエストロゲンを作る機能の回復させていくことになるため時間はかかります。また、更年期の年代になっている場合は卵巣機能の低下により十分にエストロゲンを分泌させることができないこともあります。

エストロゲンと似た働きをするエクオールでカバーする

更年期障害の症状に悩んでいたり、すでに閉経後だったりする場合はエストロゲンをこれから分泌させるのは難しいので、外部から摂取してエストロゲンと似た働きをしてくれる成分でもあるエクオールを摂取すると効果的です。

イメージとしてはこのような感じで、エストロゲンが不足してスカスカになっているエストロゲン受容体にエクオールがピタッとはまるように入ってきてエストロゲンと殆ど同じ働きをしてくれるようになります。

大豆イソフラボンから摂取していると腸内細菌によってはエクオールに分解できない場合があるので、最初からエクオールの状態で配合されているサプリメントなどを活用すると効果的です。

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まとめ:女性が元気で美しくいるためには

女性の美や健康に大きく関わっているエストロゲンをはじめとする女性ホルモン、これらの重要なホルモンを低下させずに健康を維持するにはやはりかなりの努力が必要です。

ここまでの内容をまとめると

  • ストレス・睡眠不足はエストロゲンの大敵
  • 閉経で卵巣機能が衰えるとエストロゲン分泌力が低下する
  • アミノ酸やコレステロールなどエストロゲンの原料を摂ると良い
  • 更年期の場合はエクオールを摂取すると症状が収まる

よく雑誌で見かけるような美魔女の方やモデルの方たちは日常生活の中で実に様々な取り組みをしているからこそ毎日元気に美しくいられるのです。

しかし、実際の生活で同じようなことをできる方はごくごく少数だと思います、大切なのは日々の生活の中で無理なく継続することができる方法を取り入れることです。

毎日ストレッチをする、アミノ酸を豊富に含んだ食材を取り入れたり大豆食品を取り入れるなどの日常生活で行える予防や対策が必要です。どうしても自炊ができないとか苦手なものが多く食生活の改善にはストレスがかかるといった方には必要に応じてサプリなどの補助をとりいれることがおすすめです。

短期で結果を出すにはそれなりのお金や手間がかかりますので、長い目でみて少しずつ健康に良いことを取り入れるのが大切なのです。

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女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。

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