プラセンタを摂取すると献血ができなくなるという話について聞いたことがあるでしょうか。
実は数年前にも芸能人がプラセンタ点滴をした後に献血をしていたということで、それが問題視されて炎上したという事例などもあります。
献血をする前には問診票などを書く必要があるのですが、その項目の中にはプラセンタ注射薬などを使用したことがあるかという質問項目も存在しています。
プラセンタ注射を受けた後は献血ができない
厚生労働省の支持によって現在ではプラセンタ注射を受けたことがある人は安全性が確認できるまで献血ができないという注意書きなども出されています。
理由としては変異型クロイツフェルトヤコブ病の病原体がプラセンタ注射をきっかけとして入り込んでしまったというリスクが少なからずあるとされているからです。
献血でとった血液に感染症のリスクが0.1%でも存在しているとそこから感染症がさらに広がってしまうリスクが出てくるので、プラセンタ注射の安全性が100%解明されてリスクがないという確認が取れていない現状では献血はできないというのが理由です。
問題なのはヒト由来プラセンタを注射した場合
現在のところプラセンタ注射で体内にプラセンタを注入する場合に使用されるのはヒト由来のプラセンタのみとなっています。
注射をするということは血液に直接注入するということなので、馬や豚などのプラセンタを直接注入することはできないという理由でヒト由来のみ注射できるのです。
プラセンタ注射の種類は2種類
プラセンタ注射には以下の2つの種類が存在しています。
- メルスモン注射剤
- ラエンネック注射剤
クリニックなどでどちらにするか選ぶことができるようになっているのでそれぞれの利点を理解して選ぶのが一般的です。
献血に関してはメルスモンでもラエンネックでも制限されているので、どちらの注射を選んだとしても献血は不可能となります。
ゆりちゃんねるのブログではプラセンタ注射の利用はおすすめしていません。その理由はプラセンタ注射を使うことによる副作用のリスクや感染症のリスクなどがどうしてもぬぐい切れないからです。以下にプラセンタ注射のリスクについて検証した記事もありますので、どんな危険性が潜んでいるのか確認したい方は参考にしていただければと思います。
注射以外のプラセンタなら献血可能
プラセンタを使う美容方法は注射のみではありません。注射は即効性があるのですが、血液に直接注入することになるのでそれなりにリスクなども伴います。
しかしプラセンタサプリメントやプラセンタドリンクなどから経口摂取でプラセンタを取り入れることに関しては特に問題は生じることがありません。
サプリメントの場合は馬プラセンタや豚プラセンタなど人以外の動物由来プラセンタを摂取することができるようになっています。
いずれも安全性などがしっかり確認されているので、プラセンタサプリなどを飲んでいても献血ができなくなるようなことはありません。
もちろんシミやシワなどの対策にもいいとされるプラセンタ化粧品などについても血液にプラセンタが行き届くこともないので今回の献血できないという話とは無縁になります。
この記事のまとめ
プラセンタを摂取すると献血ができないというよりは、プラセンタ注射を受けると献血ができないというのが現状です。
献血に熱心な方はプラセンタ注射の美容効果に興味があったとしても献血ができなくなるのでその点は注意しておくといいですね。
プラセンタの持つ美容効果に関心がある方は注射ではなくプラセンタサプリメントを利用するという手段があるので、そちらを検討してみるといいでしょう。
女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。