ニキビと吹き出物に違いはあるの?と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
何かと「ニキビや吹き出物」と一括りにされることが多いですが、名称が違いますので改善方法や原因にも違いがるのだろうか・・・?といった点は確かに気になりますよね。
顔や背中など身体中のいたるところにできるニキビや吹き出物ですが赤くなると少し触っただけでも痛いので困ったものです。プチッと潰すとさらに悪化したりすることもありますし放置してもなかなか治らないのでイライラしますよね。
ニキビと吹き出物の違い
みなさんが一番気になるところだと思いますが、ニキビと吹き出物は何か治療方法や症状に違いはあるのでしょうか。
医学的には違いはない
医学的にはニキビと吹き出物には違いがありません。
医学的には尋常性ざ瘡といいニキビも吹き出物も同じものとされています。
ニキビができている肌の状態であったり治し方や予防方法などは一緒です。もっというとニキビと吹き出物が同時にできるといったこともありません。
ニキビと吹き出物の唯一の違いはできる時期
ニキビと吹き出物は医学的には一緒のものですが、厳密に言うとちょっとした違いがあります。
まず20歳くらいまでにできるホルモンバランスの乱れなどによるものがニキビととなり、それ以降にできるものを吹き出物と呼ばれることが多いようです。
例えば学生の頃などの子供時代に顔にニキビがたくさんできてしまって困った経験がある方はたくさんいると思いますが、そうした時期にできる赤いプツプツはニキビです。
そして20歳を超えて大人の仲間入りをした後にできるニキビは吹き出物ということになります。
ちなみに20歳を超えてからできるニキビのことを「大人ニキビ」と呼ぶこともあります。これは一般的にニキビは子どもの頃にできるものだからこそできた言葉といえますよね。
さらに細かく言うと、子どもの頃にできるニキビのことを「思春ニキビ」と呼ぶこともあります。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
思春期ニキビの原因は体が成長する過程でホルモンバランスが乱れることにあります。ホルモンバランスが乱れるとどうしても皮脂の分泌量が増えるので毛穴が詰まってニキビの原因となるアクネ菌などが増殖するのでニキビが増えやすくなります。
肌を清潔にするように気をつけていてもニキビができてしまうのはホルモンバランスの乱れが原因だからです。
ただ思春期ニキビは思春期を終えてホルモンバランスが整うようになってくると自然と治まります。成長した後は心も体も安定してくるので大人になった頃には特に対策をしなくてもニキビが治っている事もあります。
それに対して大人ニキビは原因が思春期ニキビと比べて複雑なものとなっています。
- 日々のストレス
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 飲酒や喫煙
- 間違ったスキンケア
- PMSなどホルモンバランスの乱れ
こうしてみると大人になってからニキビができる原因は非常に多岐にわたるのでなかなか対策するのも難しくなってきますよね。どれか一つだけが原因というよりはいくつかの原因が重なってニキビができることが多いです。
仕事でストレスが溜まって睡眠不足になり、コンビニのご飯ばかり食べて栄養バランスが乱れるなど。
ニキビや吹き出物は本来痒くない
赤く腫れたニキビができると痛いしなんだか痒くなってきたりもしますよね。しかし、本来はニキビや吹き出物ができても痒くなることはないという点はご存知でしたでしょうか?
これは意外と知らない方が多いようですがニキビができてしまうと合併症として脂漏性皮膚炎や毛のう炎、アトピー性皮膚炎など発症している事があるんです。
これを知らずに手持ちの薬で間に合わせをしてしまうとニキビには良い薬でもアトピーやほかの症状には良くない場合などもあって治りづらくなることもあります。
ニキビや吹き出物の対処方法
顔や背中など身体の至る所にできては良くなり、またできるという悪循環を起こしがちな思春期などのニキビに対してできる対処方法を確認していきましょう。
正しい洗顔を行う
ニキビができると脂っぽい感じを強く感じたりブツブツと赤く腫れたり痒くなったり色々な症状が出てきてついつい過剰に洗顔をしがちです。
私自身もニキビが顔中にできてマスク無しでは外出できないような時期があり、その時は1日3回は洗顔をしていました。しかし、洗顔のしすぎは本来肌を守るバリア機能を低下させるので乾燥もひどくなる場合があります。
ニキビができたらアクネ対策などをうたった洗顔料などたくさん販売されていますが、まずは洗顔料を使用せずにぬるま湯で優しく洗い流すだけにしましょう。
ニキビをいじくらない
顔の頬やおでこできてしまったニキビはひと目に触れるしついつい潰したりほじくったり触ってしまうがちですよね。
ニキビや吹き出物は雑菌が繁殖して引き起こされている場合もありますので汚い雑菌のついた手でいじくるのはやめましょう。
化粧品は最小限に
ニキビ、吹き出物は皮脂が毛穴に詰まって合併症を起こしやすい状態にあります、油性の化粧品であるファンデーションや乳液、保湿クリームはできるだけ最小限にしましょう。
ついついニキビや吹き出物ができてしまうとできるだけ目立たないようにコンシーラーなどでグリグリと重ねてしまいがちですよね。赤く腫れたニキビや黄色く膿んだ吹き出物は見た目にも悪く不潔に見えたりなど印象も悪くなりがちです。
しかし、油性の化粧品で毛穴を埋めてしまうとそこに雑菌が繁殖してニキビが増えてしまうこともあります。
髪型は顔にかからないように
ニキビができると化粧や髪型で目立たないように隠そうとする方が多いようですが前髪を長く伸ばしておでこを隠したり頬を隠したりはしないようにしましょう。
はっきり言ってできてしまったものはもう仕方がありません、治しやすい環境を少しでも整えることを頑張りましょう。
腸内環境を整える
これは最近男女ともに増えているようですが便秘になりやすい人はニキビや吹き出物ができやすいです。
本来便として不要なものを排出されるはずだったのに便秘によっていつまでも体内に溜め込んでしまうと老廃物が溜まってニキビや肌トラブルを起こしやすくなります。
私は便秘や下痢を繰り返しやすい体質でその度に体調が良かったり悪かったり、肌も荒れてひどかったりと振り回されてきました。
便秘などの体内環境のトラブルを予防するには高麗美人やカロリナ酵素プラスなどの身体の中からスッキリさせてくれるサプリを使うのがおすすめです。
ニキビに効くと言われるプラセンタを使ってみる
美容効果が高く人気のプラセンタはニキビ対策にも最適です。
プラセンタにはニキビ(吹き出物)の原因となるアクネ菌の増殖を防ぐための抵抗力を高めたり、炎症を抑える抗酸化作用などもあるのですでにできてしまった赤いニキビなどを改善していくためも役立ちます。
プラセンタサプリなどで手軽に経口摂取するだけで肌のターンオーバーを正常化させることができたり、ホルモンバランスの乱れを整えることも可能になります。また、何度も繰り返してニキビができた結果としてできたニキビ跡もプラセンタで軽減することができます。
ニキビ化粧品で外側からのケアも
大人ニキビに悩んでいるならニキビ化粧品を使った外部対策をするのが良いでしょう。
ニキビに悩んでいる人は非常に多いので、ニキビに特化したスキンケア用の化粧品や薬用化粧品もたくさん販売されています。
保湿化粧品とは違って抗炎症作用が期待できるのですでにできている赤いニキビもケアできます。
この記事のまとめ
ニキビと吹き出物って普段何気なく使用している言葉ですが何が違うのと聞かれれば、意外と知らない方が多いようです。
皮膚科的にはニキビも吹き出物も一緒でありそれに様々な皮膚疾患が合併症として起こったりすることで多種多様な症状を引き起こしているようです。一般的には20歳以下の赤いプツプツはニキビ(思春期ニキビ)、それ以降は吹き出物です。吹き出物は大人ニキビと呼ばれることもあるので混乱しないようにしておいて下さい。
たかがニキビと思って自己流の適当な対処を続けているとなかなか治らないどころか消えないニキビ跡になってしまい痛い思いをしますので悪化する前に皮膚科に行くことは非常に大切なんです。
ニキビ(吹き出物)ができてしまったら下記のことに注意して対処しましょう。
ニキビ(吹き出物)ができたときの対処法まとめ
- 洗顔はぬるま湯丁寧に行う
- 油性の化粧品は控えめに
- 髪型はニキビや吹き出物に触らないよう工夫を
- 便秘気味の方はサプリなどで腸内環境を整える
- ニキビや吹き出物はいじくらない
- プラセンタサプリを使ってニキビケアをする
- ニキビ化粧品でケアして再発も防止する
対処方法としてはこのようなことが自分でできる身近な対処方法になります。他にも食生活を整えたりホルモンバランスの乱れによるものだとホルモンバランスを整えるようなサプリなども効果的ですよ。
皮膚科で今の自分の皮膚の状態を知ることで効果的な対処方法を選ぶことができるようになりますので思い込みだけじゃなく客観的に把握することはとても重要な事です。
女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。