おでこの痛いニキビの予防とスキンケア

おでこにできるニキビって痛いし目立つし、繰り返しやすいととにかく良いことが一つもありませんよね。

思春期ころからニキビが多発して現在も油断するとすぐにニキビが出来てしまうニキビ肌の管理人が実際に実践して効果があったおでこのニキビ予防法とスキンケアを紹介します。

繰り返すおでこのニキビで悩んでいる方の助けになれば幸いです。

 

おでこのニキビの原因

繰り返しやすいおでこニキビが起きる原因を簡単に紹介します。

ホルモンバランスの乱れ


おでこなどにニキビができる原因の1つにホルモンバランスの乱れによるものがあります。

女性は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が優位ですが、生理周期などによってエストロゲンが低下しプロゲステロンという女性ホルモンが優位になる時期があります。

エストロゲンは美肌ホルモンと言われるほど肌の調子を整えたりする効果が高いことで知られています。

管理人
エストロゲンの分泌量が低下することで皮脂分泌が過剰になったり、肌あれが起こしやすくなることでニキビが起きやすくなります。

 

更にホルモンバランスの乱れによってエストロゲンが低下して男性ホルモンであるテストステロンの分泌が過剰になると皮脂分泌が盛んになるため、ニキビの原因である面ぽうなどができやすくなります。

高カロリー食による影響


ニキビは生活習慣による影響がかなり関係しており、特に脂っこい食事などの高カロリー食ばかり頻繁に摂る人はビタミンなどの肌に必要な栄養が不足しがちになるためニキビができやすくなります。

ファストフードなどのジャンクフードなどは揚げ物などに使用している油も酸化していたりと身体に良いとはいえないため、ニキビが繰り返し出来ている時は控えるほうが良いでしょう。

また動物性の脂肪は皮脂の分泌を多くするとも言われているので、食生活の脂質のバランスを注意するはニキビ対策としては必要です。

シャンプーやトリートメント


おでこニキビの原因として多いのがシャンプーやトリートメントによる刺激で起きるものです。

おでこの中でも特に生え際にニキビが繰り返しできるという方はトリートメントなどを見直してみると治ったりすることがあります。

トリートメントに含まれている肌に残りやすい油性成分が洗い残し等によって残ると毛穴を詰まらせたり、肌への刺激となってニキビを引き起こす原因となります。

シャンプーもトリートメントも泡立ちをよくするためや、髪の手触りをよくするために合成界面活性剤が配合されているものが殆どで、この界面活性剤の刺激によって肌荒れを引き起こしているケースも多々あります。

おでこや背中などシャンプーやトリートメントの接触が多い部分にニキビが集中してできやすいという場合は思い切ってシャンプーやトリートメントなど無添加に変えてみると改善する場合があります。

整髪料による刺激


整髪料による刺激もシャンプーなどと同じで使用されている合成成分等が髪からおでこなどに接触することでニキビや肌荒れを起こすことがあります。

ワックスなどの油性成分が多く含まれているものだとその分肌についたりすると雑菌の繁殖や毛穴のつまりを起こす可能性があります。

前髪や横髪に整髪料を付けると髪自体が触れることによる刺激と、整髪料に含まれている成分による刺激によってニキビなどを起こしやすくなるので、ニキビが繰り返し出来ている時はできるだけ整髪料などは使用しないほうが良いでしょう。

ストレスによる影響


最後におでこにニキビが繰り返し出来てしまう原因としてはストレスによるものが考えられます。

管理人
ストレスを受けるとホルモンバランスが乱れやすくなり、男性ホルモンの分泌も過剰になります。

 

そうするとホルモンバランスが崩れて皮脂分泌が過剰になり、毛穴詰まりや角化が進みニキビができやすい環境へと変わります。

ストレスによるニキビは繰り返し出来やすく、ストレス自体をなくすことが難しいため慢性化しやすいのが特徴です。

ストレスによるニキビは20代以降の社会人などに多く、口周辺やフェイスラインなどにできやすく思春期ニキビとできる部位が少し違います。

おでこは皮脂腺が多い部位


おでこは顔の中でも皮脂腺が多い部分で皮脂が多くべたつきやすいです。

それがホルモンバランスの乱れなどによって皮脂の分泌過剰になるとただでさえ多い皮脂分泌が更に過剰になり、毛穴詰まりなどを起こします。

管理人
毛穴の中に皮脂が溜まるとアクネ菌などが繁殖することで赤ニキビを起こし痛みなどを起こすのです。

 

皮脂分泌が元々多いおでこなどはちょっとした変化で毛穴が詰まったりニキビができやすい部分なので、スキンケアなどもちょっとした工夫が必要です。

おでこに多い赤ニキビとは


おでこにできるニキビって痛みを伴う赤ニキビが多いと思います。

赤ニキビは毛穴がつまり中に皮脂が溜まることでアクネ菌が増殖し、炎症を起こす成分が増えて痛みや腫れを伴う赤ニキビが出来ます。

アクネ菌によって炎症を起こしている状態で状態によっては毛穴周囲まで炎症が広がっている場合もあるため多数ある場合は病院を受診することも必要です。

赤ニキビの多くは保湿と清潔さを保つことで自然に良くなるものが多いですが、手で触ったり髪が頻繁に触れるなど刺激が多いと慢性化して悪化しやすいので注意が必要です。

白ニキビのうちにしっかりケア


おでこニキビに多いのが赤ニキビにつづいて白ニキビと言われる面ぽうです。

白ニキビはニキビというよりも角栓つまりというイメージを持っている方が多いと思います。

管理人
毛穴の中に角栓がつまり栓のように毛穴の出口を塞ぐことで皮膚表面に白っぽく盛り上がって出来ます。

 

角栓の下では皮脂分泌が進みどんどん皮脂が溜まっている状態なので、そのまま放置すると赤ニキビに発展します。

白ニキビは角栓のつまりが問題なのでピーリングや酵素洗顔などで角栓対策をすることで予防が可能です。

おでこニキビの予防法・スキンケア

私が実際にやってみて良かったおでこニキビの予防法とスキンケアを簡単に紹介します。

シャンプーなどは低刺激・無添加

乾燥などが強くなる時期は特に肌荒れを起こしやすくニキビもできやすいです。

管理人
そんな肌が弱っている時に使っているのが赤ちゃん向けに販売されている無添加シャンプーです。

 

実際に私はニキビが出来やすく主人は重度のアトピーということで極力界面活性剤等を使用していない低刺激のものを使用しています。

正直香りなど良い物はあまりありませんが、無添加シャンプーなどを使うとニキビが悪化することは無いのでこれ以上の悪化を食い止めるためにはシャンプーやトリートメントは無添加仕様のものに変えるのがおすすめです。

ちなみに管理人はダヴではニキビは出来ませんが、ラックスだとすぐにニキビができるのでシャンプーやトリートメントは極力変えないようにしています。

ビタミンC配合スキンケア

おでこニキビのスキンケアで私がオススメしたいのが、高濃度のビタミンCを配合したスキンケア用品を使うことです。

私が今まで使った中で良かったのはビタブリッドCという手持ちの化粧水などに混ぜて使う粉末タイプのビタミンC誘導体パウダーです。

高濃度ビタミンCが配合されているので化粧水に混ぜて使うことで皮脂分泌を抑制して毛穴詰まりを防いでくれます。

ビタブリッドCを使うようになってからはおでこのザラつきや角栓詰まりによる凸凹感がかなり減ってニキビトラブルも減少したように感じます。

⇒ビタブリッドCのレビューはこちら

保湿ケアはサッパリ系

私がおでこの繰り返すニキビで困っていた時に実践していたのが、使用感がサッパリしている保湿系オールインワンなどを活用していました。

最初はニキビ用スキンケア用品をラインで使用していたのですが、赤ニキビがとにかく触る度に痛くて、どんどん大きくなったりしていたのでニキビへの刺激を減らせるオールインワンを活用していました。

私が使っていたのは赤ニキビ向けのニキビ用オールインワンのプラクネというもので、実際にプラクネに変えてから赤ニキビがどんどん小さくなるのを実感しました。

プラクネは抗炎症作用成分などを含んでいる赤ニキビにピッタリな成分内容だったこともあり、赤ニキビに対しては満足できる効果をもたらしてくれました。

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油性成分は控えめに

おでこニキビのスキンケアで大切なのが油性成分を極力控えることです。

ついつい保湿の仕上げに油分たっぷりの保湿クリームを塗ってしまう方がいると思いますが、おでこは皮脂分泌が多い部分なので油分は控えめでも大丈夫です。

管理人
おすすめとしてはジェルタイプの保湿クリームなど使用感が軽めの保湿剤が最適です。

 

油分が多めのリッチなクリームは皮脂と混ざったり毛穴のつまりを起こす原因となることもあるので、おでこニキビが気になる時は控えるのが正解です。

毎日パックで徹底保湿


おでこニキビなど顔のニキビで悩んでいる方に私が1番オススメしたいのが毎日パックです。

管理人
ドラッグストアなどで売っている大量に入っている安いパックで良いので、冷蔵庫に入れてお風呂上がりに毎日してください。

 

パックを冷やすことで、ニキビによって炎症が起きている部分のクールダウンにもなりますし、毎日パックをすることで肌表面の水分量が上がって柔軟性が戻ります。

肌の柔軟性が上がると角化などが起きづらくなって毛穴のつまりなどもできにくくなり、結果的にニキビができにくい肌質へと変わります。

注意点は刺激が少ないパックがおすすめです、パックを付けてヒリヒリ感じたり、痛みを感じる場合は逆に炎症を広げる原因となるのでできるだけ低刺激のパックを選ぶようにしましょう。

枕のタオルは毎日変える

おでこニキビの原因は皮脂や外部からの刺激によるものが大半です。

私達が毎日使う枕も実はトリートメントの成分が付着していたり、皮脂がついていたりと刺激物がべっとりと言うことがありますので、ニキビが多発している時は毎日枕にタオルを巻いて新しいものに取り替えましょう。

意外と1日使っただけでも自分の頭皮などの皮脂の臭いが移っていたりするので、毎日取り替えるだけでも雑菌の繁殖を防いだり肌への刺激をカットすることが出来ます。

枕に巻くタオルはできればオーガニックコットン100%などの肌への刺激が少ないものがおすすめです。

整髪料は控える


おでこニキビが繰り返しできるという方は思い切って整髪料を付けるのは一旦止めましょう。

管理人
洗い流さないトリートメントや寝癖直しなど全ての整髪料はニキビが出来ている肌にとっては刺激物以外の何者でもありません。

 

実際にシャンプーなどを無添加にして、整髪料の使用を止めたら徐々におでこのニキビが良くなったという方もいます。

どうしても髪のパサツキが気になる場合などは整髪料ではなくホホバオイルなどの肌についても刺激が少ないオイルなどを活量すると髪の艶を出しつつもニキビへの刺激が抑えられるのでおすすめです。

温泉水で洗顔


私が実践していたスキンケアの1つが自宅から車で1時間ほどの温泉まで温泉水を毎週汲みに行って、その温泉水で洗顔をするようにしていました。

私が使っていた温泉水は炭酸水素塩泉のものを汲んで使っていました、炭酸水素塩泉は古くなった角質など皮脂汚れを除去してツルツルにしてくれる美肌の湯としても知られています。

最近ではわざわざ温泉まで汲みに行かなくても自宅で炭酸水素泉の効果が得られる入浴剤などが販売されているので、そういったものを活用して洗顔時のお湯として使うだけでもかなりニキビの治りが早くなったように感じます。

ちなみに私が使っていた温泉の泉質と近い入浴剤は薬用ホットタブという炭酸水素などが配合されている入浴剤です。

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皮膚科のニキビ治療の種類

あまりにもニキビが増えたり症状が酷い時は病院へ行くことも必要です、ここでは病院で行われるニキビ治療法を簡単に紹介します。

外用治療剤による治療

ニキビ治療と言えばやはり塗り薬ですよね、基本的には外用薬と言われる塗り薬を処方されるケースが大半です。

ニキビの外用薬としては大きく分けて3種類あり、レチノイド系・BPO製剤・抗菌剤の3種類に分かれます。

外用薬 レチノイド ディフェリンゲル(アダパレン)
BPO(過酸化ベンゾイル)製剤 2.5%ベピオゲル・デュアック
抗菌薬  ダラシンTゲル・アクアチムクリーム・ゼビアックスローションなど

一般的に皮膚科で処方されるニキビの外用薬としては上記のようなものがあります。

レチノイドはビタミンA誘導体によって毛穴詰まりを起こす角化を正常な状態に戻す働きがある外用薬です。

BPO製剤は抗菌作用とピーリング作用があり、ニキビの細菌による炎症や角化に効果を発揮します。

抗菌薬タイプの外用薬はその名の通りニキビの炎症などを引き起こす菌などの抗菌効果を持ちます。

内服治療


ニキビの治療で使用する内服薬はニキビの炎症に関係する菌に対して効果を持つ抗菌剤がよく使用されます。

よく使用される内服薬としてはミノマイシン・クラリス・クラビット・オラセフなどの抗菌薬が知られています。

管理人
特にミノマイシンなどはニキビの内服薬として推奨されている抗菌薬のため、受診した初期ではよく処方される内服薬です。

 

抗菌剤を使用すると副作用として下痢を引き起こすことがあるため、下痢などの症状が強い場合は漢方などを使用することもあります。

ケミカルピーリング

重症化しているニキビや本人の希望などによって行われることが多いのがケミカルピーリングです。

管理人
ケミカルピーリングは薬品などを皮膚に塗ることで皮膚の一部を剥がし、皮膚の再生を促します。

 

ピーリングにも種類があり、皮膚のどの層まで剥がすかによって薬剤や治療法が異なります。

ケミカルピーリングは基本的にニキビの標準治療が出来ない、もしくは効果が得られない場合などに選択される治療法で、基本は自由診療となるのでかかるお金は割高になります

光治療


ニキビに対する光治療はBlue Light Therapyやダイオードレーザーなどがあります。

光をニキビが起きている部分に照射することで原因菌を破壊してニキビの症状を改善します。

使用する光の強さや波長の違いによってダイオードやブルーライトなど種類があり、週に1〜2回照射することでニキビの治療を行います。

管理人自身もニキビが酷い時に片道1時間半かけて週2回光治療を受けに通院した経験がありますが、照射後はニキビの赤みが減って外用薬と内服薬のみと比較すると治りが早かったように思います。

ニキビとメイクについて

おでこにニキビができると目立つしなんだか汚らしく見えるからと言ってコンシーラーやファンデーションで隠す方がいますがこれはニキビを悪化させる原因になります。

基本的にニキビは毛穴が詰まることで皮脂がつまり、そこにアクネ菌が増殖して炎症を起こして引き起こります。

管理人
なので毛穴を埋めてしまうファンデーションやコンシーラなどのメイクはできるだけ避けるのが正解です。

 

と言ってもどうしてもニキビを隠したいというときもあると思うので、そういう時は拡大鏡でできるだけ毛穴の開口部をさけてファンデーションを塗るのがおすすめです。

メイク前などに抗炎症成分が配合されているパックや、冷蔵庫で冷やしておいたパックを10分ほどするだけでもニキビの赤みが一時的に収まるのでできるだけメイク以外の方法でニキビを誤魔化すのがニキビを治すのには最適です。

ニキビのスキンケア選びのポイント

ニキビ用化粧品は沢山販売されていますが、何が違うのか、どれがおでこのニキビに効果的なのか選ぶのが難しいですよね。

ニキビのスキンケア用品選びで大切なのはノンコメドジェニック・低刺激・角化抑制・抗炎症効果・抗菌効果などが選ぶ際に重要です。

特にノンコメドジェニックは面ぽうの原因を起こしにくい事が試験によって確認されたニキビ向けスキンケア用品なので積極的に選ぶようにしたいポイントです。

皮膚科などで進めているニキビ向けスキンケア用品としては、NOVなどが有名です。

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おでこニキビまとめ

1度できると繰り返し出来やすいおでこのニキビはシャンプーや整髪料、ホルモンバランスなどいろいろな要素が関係していました。

おでこのニキビを予防しスキンケアで改善させるためには以下のポイントが重要です。

おでこニキビ対策法
・油性成分が多いスキンケア用品は控える
・シャンプーなどは無添加
・整髪料の使用は控える
・保湿を徹底する
・パックなどで肌の柔軟性を保つ
・温泉水などで不要な角質除去

 

おでこにできるニキビ対策としてはこのような対策法が管理人が実際に行っていて効果を実感できました。

ニキビが出来ている時はスクラブなどの肌表面を傷つける様な洗顔料はかえって症状を悪化させる場合があるため、古い角質除去などを行う場合は温泉水のような低刺激で角質を分解除去するタイプが最適です。

ニキビが出来ている時は基本はファンデーションなどを使用せずにアイメイクなどポイントメイクのみで済ませるのが推奨されています。

管理人
どうしてもニキビを隠したい場合などはニキビを隠す専用のコントロールカラーも販売されているので是非チェックしてみてください。

 

ニキビはスキンケアや生活習慣が深く関係しているので、繰り返し治りにくいニキビでお悩みの方は思い切ってスキンケアや生活習慣を変えてみるのもおすすめです。

参考文献:美容皮膚科ガイドブック編著:川田暁

 

コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。

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