エクオールを作れる人・作れない人の違いについて

大豆食品などを食べたりして体内に大豆イソフラボンを取り入れることは女性特有の悩みに効果的だという話しがよく有ります。

ただこれには条件があり、大豆食品を腸内細菌によって分解してエクオールを体内で作れる人でなければ想定通りの効果は得られません。

ここではエクオールを作れる人はどのような人なのか。逆にエクオールを作れない人にはどんな特長があるのか?といった点について解説していこうと思います。

エクオールが作れる人・作れない人に関する1分解説動画を公開しています。
動画はこちらからチェックできます。

エクオールを作れる人・作れない人の割合

現時点ではエクオールを作れる人とエクオールを作れない人の割合はほぼ半々だと言われています。

極端な話女性の人数は日本の人口で言うと約6500万人ほどいますので、その半分の3250万人はエクオールを作れない体質になっているということです。実際は中高年女性の半分と言われているので現実的な人数にすると日本人女性だと1000万人ほどが該当することになります。

あなたはたまたま何も対策をしなくてもエクオールを作る事ができるかもしれませんが、お隣さんや同僚、友人などはエクオールを作れない体質になってしまっているかもしれません。

割合はあくまでも参考値に過ぎませんが、ここで言いたいのは非常に多くの女性がエクオールを作れない状態にになっているということです。しかもそのことに気づいている人は殆どいません。

管理人
自分でエクオールを作れるか検査をした人や病院でそのように診断された人でないと気づくことは難しいのが現状です。

 

エクオールを作れる人・作れない人の違いについて

それでは実際にエクオールを作れる人と作れない人ではどのような違いがあるのか解説していきます。

エクオールを作れる人の特徴

まずエクオールを作れる人の腸内にはエクオール産生菌という腸内細菌が存在しています。

腸内には善玉菌や悪玉菌などのような腸内細菌がたくさん住みついていて、それらの腸内細菌をまとめて腸内フローラと呼ばれることがあります。

とても数え切れないほどたくさんの種類の腸内細菌が存在する中で、エクオール産生菌という腸内細菌が存在します。

エクオール産生菌が腸内にあれば大豆食品などから摂取された大豆イソフラボンを分解して腸内でエクオールへと変換することができます。なのでこの場合はエクオールを直接摂らなくても大豆食品をたくさん食べたり、大豆イソフラボンのサプリを飲むことでも十分な効果が実感できることになります。

エクオールを作れない人の特徴

エクオールを作れない人はエクオールを作れる人の腸内には当たり前のように存在しているエクオール産生菌を持っていません

腸内環境のバランスが整っているかどうかは関係ないことなので、お腹の調子はよくて便秘などではないという人でもエクオール産生菌を持っていないことがあります。

なぜエクオール産生菌を持っていないのか?と言うと原因としては大きく分けて2つ考えられます。

まず一つが遺伝です。母親の腸内にもエクオール産生菌がなかったりすると、そのままエクオール産生菌を持たないまま大人になっていてエクオールを作れない体質になった可能性があります。

そしてもう一つ考えられるとするなら食生活の偏りなどで腸内環境が乱れた結果悪玉菌などの押されてエクオール産生菌を失ってしまったというケースです。

よく便秘や下痢などをしていたりしてお腹が弱いという自覚がある方などは度重なる腸内トラブルでエクオール産生菌を失ってしまったという可能性もあります。

エクオールを作れない人が行うべき対策

エクオール産生菌を持っていてエクオールを作る事ができる人については大豆食品を食べたり、大豆イソフラボンが含まれるサプリを飲むことで腸内でエクオールを産出させることができるのでエクオールが作れるようになるための対策は必要ありません。

ただ、エクオール産生菌を持たない人は何かしらの対策をしていかないと、更年期などで女性ホルモンのエストロゲンが減少した場合の対応に困ることになるので対策が必要です。

エクオール産生菌を増やす対策を行う

エクオール産生菌は現時点では腸内にほとんど存在していなかったとしてもこれからの対策次第では腸内に増やしていくことができます。

エクオール産生菌を増やすための対策
  • 大豆食品を摂取する
  • 食物繊維を摂取する
  • 乳酸菌を摂取する

まず最初に必要になるのは大豆食品を積極的に食べるということです。大豆食品が足りていないならそもそもエクオールを産出することもできないので前提としてもまずは大豆食品を必要なだけ摂取する必要があります。

国が定めている目安としては1日に70mg〜75mgほどと言われているので、摂取目安量を必ず毎日摂取するようにしていくといいです。納豆1パックを食べて豆乳200mlを飲めば75mgはクリアできるので、このぐらいを目安にしてみると分かり易いのではないでしょうか。

また、エクオール産生菌などの腸内細菌が活発に働いて増殖できるようになるためには腸内細菌にエサを与える必要があります。食物繊維などは腸内細菌が働いたり増えたりするために必要なエサになるので食事から積極的に補いたい所です。

また乳酸菌などを摂取して善玉菌を増やして悪玉菌を減らせばエクオール産生菌を減らす原因となる敵を減らして影響を弱める事ができるのでヨーグルトや乳酸菌サプリなどから乳酸菌も取り入れたいところです。

エクオールをサプリから直接摂取する

エクオールを作れない人がエクオールを作れるようになるのはなかなか困難な道のりになるはずです。対策は説明していますが、食生活などを変えるのって結構な負担になりますし継続するのが難しいです。

エクオールを作れない人はエクオールを作れるようになるための対策をするくらいだったら最初からエクオールの状態で配合されているサプリメントを摂取すればそれで事足ります

一昔前はそんな都合のいいサプリはなかったのですが、最近だとエクオールサプリの市場がかなり活性化してきているくらいですのでエクオール配合のサプリはすごい勢いで普及してきています。

エクオールを作れる人であったとしても大豆食品を腸内で分解してからエクオールへ変えるという過程をすっ飛ばして最初からエクオールを摂取できるようになるのでこっちの方が間違いなく効率がよくなります。

エクオールサプリもピンからキリまでありますが、まず重視するべきなのはエクオールの配合量が1日分で10mg以上になっているか?という点です。エクオールの摂取目安量は1日10mgと正式に公表されています。

実例を出して具体的に話しますと、少し前から販売されている小林製薬のエクオールなどは1日分で2mgしか配合されていないので目安量には足りていません。なので10mg配合しているアドバンスト・メディカル・ケアのエクオール+ラクトビオン酸などを選ぶようにしていけばOKということです。

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2018.02.09

まとめ

今回はエクオールを作れる人・作れない人の違いや特徴を解説してきました。

実際に自分がエクオールを作れるか作れないか検査をするにはエクオール検査「ソイチェック」などを購入して使ってみればすぐにわかります。検査キットが入っていて採尿して返送用封筒に入れて送るだけで結果が届くので病院に行って調べる必要もありません。

一手間かけてでもエクオール産生菌があるかないか調べてみたい方はこういった検査キットを購入してみるのがいいと思います。

また、エクオールサプリを飲めばエクオールが作れなくても全く問題はないので、体質チェックをするのが面倒な方は無理して検査しなくてもエクオールサプリを使うという考えに切り替えればいいだけです。

管理人
エクオールは女性ホルモンの不足をカバーしてくれる心強い味方なので、更年期の症状に悩まれている方は上手く味方につけて症状の対策をしていくようにしましょう。

 

女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。

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女性ホルモンの神様編集部です!美容・ダイエット・サプリ系の記事を主に担当しています。最近はメイク系YouTuberの動画を見るのが趣味です。細心の注意を払って正しい美容知識をお届けできるようにしています。またすべての記事はコスメコンシェルジュ・美容家のYURIEさんの監修も入っています。