卵の殻の内側にある卵殻膜という薄皮でパックすると毛穴が目立たないツルスベタマゴ肌になれると聞いて卵の殻美容法の真相を調査しました。
昔からツルツルすべすべのキレイなお肌を珠のような肌と言うように毛穴のないキレイなお肌に卵の殻でなれるならこんなに嬉しいことはないですよね。
卵の殻を使ったパックや美容法が気になっているという方は是非参考にしてください。
卵の殻の構造について
最初に卵の簡単な構造についてまとめておきます。
卵の一番外側、つまり私達がよく言っている卵の殻部分を卵殻といい厚さが0.3mm前後の比較的しっかりした部分です。
主成分が炭酸カルシウムで卵の中のヒナを守るための役割を担っています。
卵の殻の内側についている薄い膜が卵殻膜といい、繊維質の物質で20種類以上のアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などを含みヒナの誕生に必要な栄養を蓄えています。
後は皆さん知っている卵白や卵黄などになるので詳細は省きます。
卵の殻に含まれる美容成分とは
卵の殻と言うより美容用のパックとして活躍するのが卵の殻の内側に付着している卵殻膜というペラペラの薄皮部分です。
この卵殻膜には卵の中のヒナを無事に誕生させるための必要さ成分がたっぷり含まれています。
・タンパク質
・20種類以上のアミノ酸
・コラーゲン
・ヒアルロン酸
・シスチン
有名な成分だけでもこれだけあの薄い皮部分に含まれています。
特にヒアルロン酸とコラーゲンについては皮膚の傷を早く治す、シワやシミを改善すると信じられて昔から美容パックなどとして使われていたそうです。
現在分かっているのは卵殻膜に含まれているⅢ型コラーゲンがシワと深い関わりがあり、卵殻膜を使ってパックすることでシワへ効果が期待できるのではないかと言われています。
卵の殻など使った美容方法とは
実際に卵の殻などを使った美容法をここではいくつか紹介していくたいと思います。
プルプル!卵の殻入浴剤
卵の殻を使った美容法でメジャーなのが使用済みの卵の殻をガーゼなどに包んで細かく砕いたものをお風呂の入れる卵の殻入浴剤です。
ポイント
卵の殻の内側には何度も言うように卵殻膜と言われる美容成分がたっぷり入った薄皮が付着しているので卵の殻ごと細かく砕いてお風呂に入れることでヒアルロン酸やⅢ型コラーゲンなどの効果が期待できると言われています。
この卵の殻入浴剤の良いところは普段なら捨ててしまう卵の殻を利用しているのでお金がかからないのと、着色料や香料などもないので安心安全の天然の入浴剤です。
注意点としては卵の殻を使用するので卵アレルギーの方は使用しないほうが安全だと思います。
卵の卵殻膜パック
毛穴のないツルスベ肌になれるという卵殻膜パックも卵美容法としては有名です。
卵殻膜パックの方法
・使用済みの卵の殻を乾燥させる
・乾燥した卵の殻の内側にある薄皮をピンセットで剥がす
・洗顔後濡れた肌に卵殻膜を貼る(卵白と触れている部分を肌につける)
・乾いてきたらゆっくり剥がす
卵殻膜を使ったパックはたったこれだけでOKです。
唯一面倒なのが卵の殻を乾かして内側についている卵殻膜をピンセットで丁寧に剥がす工程が正直面倒です。
たまにだったら良いですが結構頻繁に卵殻膜パックをしないとツルスベタマゴ肌にはなれないと思うので手先が器用でないと継続するのはしんどいかもしれません…
卵白たっぷりメレンゲパック
卵の殻の使い方としては入浴剤にするか、卵殻膜を剥がしてパックにするかくらいしか美容法としてはありませんが、卵本体を利用すると更に幅が広がります。
乾燥しがちなお肌にオススメなのが卵白パックで余った卵白を洗顔後の肌に直接付けて優しくクルクルとなじませて洗い流すだけでしっとりとしたお肌に変身します。
一手間加えても大丈夫という方はお菓子作りでおなじみのメレンゲを作ってメレンゲを顔につけるメレンゲパックもおすすめです。
メレンゲにすると量も増えるので1個の卵でも約2回分くらいのパックできる量になります。
パック後はしっかりぬるま湯ですすぐことを忘れないようにしましょう、しっかり流さないと卵白成分が乾いてヨダレの跡のようにカピカピになります。
卵の殻などを使った美容法の注意点
私達の日常に密接に関わる卵で手軽にスキンケアができるということで主婦を中心に卵美容法が注目されていますが注意しておきたいポイントもあるので確認しておきましょう。
- 多少でも卵アレルギーがあると肌荒れを起こす可能性がある
- あくまでも民間療法的な手法なので安全性は不明
- 体質やその時の体調によっては痒みなど起こす場合もある
- 衛生管理をしっかりしないと危険
卵の殻などを使った卵美容法を自宅で行う際には最低限上記のような注意点を気をつけておきたいですね。
特に体調によって前日は大丈夫でも次の日急に痒みが出てくるなんてこともあるので肌に異変を感じたらぬるま湯で流して様子を見ましょう。
最近の若い方の多くは自分が知らないだけで卵に対してアレルギーを持っている方が意外と多いので卵自体をダイレクトに使う卵美容法を試す場合はパッチテストをしてからが安心です。
卵を使ったスキンケア用品はないのか
確かに普段使っている卵でスキンケアが出来たら楽だけど衛生面や安全性など不安だから卵の良いところだけ配合したスキンケア用品ってないの?と思う方がいると思います。
実は卵の殻の薄皮を利用したスキンケアブランドがあるんです、それがsognando(ソニャンド)というブランドから販売されている珠肌シリーズです。
実は私自身も細かな作業が苦手で卵殻膜パックが長続きせずに卵のいいとこだけ使ったスキンケアを探していました。
そしたら京都に本社を構えるソニャンドの珠肌シリーズを知ったというわけです。
貴重な卵の薄皮部分をたっぷり使用している濃密クリームなので価格が通常で12,000円とお高めですが、デパコスなどの高級美容クリームと比較しても十分太刀打ちできるくらい満足度の高いクリームなので美容クリームをお探しの方はチェックしておいたほうが良いアイテムです。
卵の殻を使った美容法まとめ
卵は捨てるところがないくらい栄養が豊富な食材ですが衛生的な面では管理が難しく直接肌につけるには完全に自己責任で行う事になります。
卵自体アレルギー物質としても有名なので普段ちょっと食べるぐらいは大丈夫でも肌に直接つけたらかゆみが起きて大変だった…なんてことにならないようにパックなどを行う際はパッチテストなどで相性を確かめてから行いましょう。
私自身、ズボラな性格なので一々卵の薄皮を剥いでパックするのが面倒で現在は珠肌濃密クリームを使用していますが、美容成分や卵殻膜の成分がしっかり入っているので乾燥や小じわなどに対して徐々に効果を感じています。
実際に珠肌のうみつクリームを使用した口コミをまとめた記事も公開していますので卵美容に関心がある方は参考にしてください。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。