今年の夏頃から取り上げられるようになった飲む日焼け止めですが、飲む日焼け止めと言っても実は使っている成分が違ったり日やけ予防効果が低かったりと種類が色々あるようです。
今回はそんな飲む日焼け止めに使われている成分を見かけたもの全てまとめてみました。
成分によって期待できる効果や気になる副作用など違いもあるので飲む日焼け止めを選ぶ際の参考にしてください。
飲む日焼け止めとは
飲む日焼け止めは飲むことで紫外線によって受けるダメージを軽くすることで結果として日やけによる色素沈着などを防ぎます。
皮膚や目などは常に紫外線にさらされているため年齢を重ねることによって今まで蓄積されてきた紫外線ダメージがシミやシワなどとして現れるのです。
飲むだけで紫外線による肌へのダメージを防ぐことができるので海外セレブなども愛用しており日本でも人気が出てきている注目の日差し対策なんです。
飲む日焼け止めに使われている成分
では早速飲む日焼け止めに使われている成分を1つづつ効果や副作用など紹介したいと思います。
ニュートロックスサン
国内製の飲む日焼け止めの大半はこのニュートロックスサンという成分を主成分とした飲む日焼け止めが多いです。
ニュートロックスサンは元々海外の大学で長年研究されていた成分で100%天然由来の成分です。
元は地中海地方に生えているローズマリーの葉とシトラスの果実から抽出されたポリフェノールのことで強い抗酸化作用がある事で知られています。
地中海地方は強い紫外線が降り注ぐ地域としても知られており、そんな紫外線が強い地域でも健康的に育つ植物に注目して生まれたのがニュートロックスサンだったというわけです。
強い抗酸化作用を持つ成分でもあるため体内の活性酸素の除去にも効果を発揮するのでエイジングなど美容面での効果も期待されています。
ニュートロックスサンは基本的にはローズマリーとシトラスから抽出された成分なので副作用などは特に問題となっていませんが、柑橘系のアレルギーなどを持っている場合は注意が必要と言えそうです。
成分由来 | ローズマリーの葉とシトラス果実からの抽出物 |
効果 | 飲み続けることで紫外線への抵抗力をアップ 強い抗酸化作用を持つ |
副作用 | 副作用はとくになし |
フェーンブロック(Fern block)
ニュートロックスサンと同じく飲む日焼け止めの主成分として使われているのがフェーンブロックという成分です。
フェーンブロックはシダ科の植物から抽出される成分で、この成分も海外で研究開発された成分です。
元々はインディアンなどが強い日差しから身を守るために使っていたようで、効果として紫外線によって作られる体内の変化を防ぐ働きがあります。
気になる副作用ですがフェーンブロックはシダ科の植物由来ということでアレルギーを起こしやすい特徴があります。
その為アレルギー体質の方が使うと湿疹や花粉症に似た症状などを引き起こす可能性があると言われています。
現在はフェーンブロックは成分表記をシードファクターとPLエキスという表記に変えているので飲む日焼け止めを選ぶ際にチェックしてみてください。
成分由来 | シダ植物からの抽出物 |
効果 | 飲み続けることで紫外線による影響を緩和する 抗酸化作用などあり |
副作用 | アレルギー症状を起こす危険あり |
ブライトニングパイン
日本製の飲む日焼け止めに使われている成分でもあるブライトニングパインと言う成分ですが、パイナップルから抽出したセラミドによって日やけによる色素沈着などを防ぐ効果があると販売しています。
残念ながら確かにメラニンの抑制効果はあるかもしれませんが、紫外線による細胞へのダメージなど皮膚の保護効果がある成分ではないためあくまでも日やけによる色素沈着を予防することだけに特化した成分と言えます。
パイナップルから抽出する成分ですのでアレルギー症状を起こす可能性があるためパイナップルにアレルギーをお持ちの方は使用を控えたほうが良さそうです。
成分由来 | パイナップルからの抽出物 |
効果 | メラニンの活動を抑制する セラミドによる肌のバリア機能サポート |
副作用 | アレルギー症状 |
エディブルシルク
マスターホワイトに配合されているエディブルシルクという成分は食べられるシルクと言われていて豊富なアミノ酸が含まれていることで知られています。
この成分もあくまでも抗酸化作用によってシミの予防などに役立つのであって紫外線によるダメージを分解除去するのではないため、日焼け後のスキンケアに向いているタイプの成分です。
エディブルシルクを配合している美容サプリはマスターホワイトだけのようで、マスターホワイトは飲む日焼け止めと言うよりは飲むことで日焼け後の肌のダメージを緩和する成分が配合されているサプリなので違いに注意しましょう。
成分由来 | 絹タンパク質 |
効果 | コラーゲンの再生効果 抗酸化作用 |
副作用 | なし |
日やけ防止効果があるのは2つだけ
飲む日焼け止めに使われているす成分を紹介してきましたが今現在正式な研究などによって紫外線による細胞へのダメージなど日焼け防止効果が認められている成分は、今紹介したニュートロックスサンとフェーンブロックの2種類のみです。
ニュートロックスサンやフェーンブロック以外の成分に関しては抗酸化作用などを持つビタミンCなどを高配合しているタイプも見られますが、あくまでも抗酸化作用を持っているだけで日やけ防止効果を持っていることにはならないので注意しましょう。
目印としてはニュートロックスサンが規定値まで高配合されているタイプはパッケージにオフィシャルのロゴが入っていますので飲む日焼け止め選びの際にチェックするようにしましょう。
飲む日やけ止めでも日焼けするってホント?
飲む日焼け止めに使われている成分で効果が期待できるのはたったの2種類しかない事はわかりましたが、実際に飲んでいるだけで本当に日焼けしないのか気になりますよね。
飲む日焼け止めはあくまでも皮膚など体内の細胞を紫外線の影響から守る効果があるというだけで、塗る日焼け止めのように日差し自体を遮断するわけではないからです。
長時間熱い日差しに晒されていたらやはり皮膚は焼けてしまいますので、基本はレジャーなど長時間日差しを浴びる時は塗る日やけ止めとセットで使うのがおすすめです。
飲む日焼け止めはあくまでも日やけによる紫外線ダメージを予防する効果があるだけで、通常よりも赤みが出にくかったり日やけの症状を軽減する事があっても100%日に焼けないということではないので注意が必要です。
日やけ予防におすすめの飲む日焼け止めとは?
私は元々日光湿疹など起きやすい体質で紫外線が強くなる時期は防止やアームカバーなど紫外線防止グッツが手放せませんでした。
そんな私が飲む日焼け止めの存在を知って色々と試してきた中でもコレは良いかも!と思ったのがインナーパラソル16200という飲む日焼け止めサプリです。
アレルギー体質の私でも使っていて湿疹や花粉症様の症状など出ることはなかったので多くの方に安心して使ってもらえる飲む日焼け止めだと思います。
詳しくは私が今まで使ってきた飲む日焼け止めサプリをランキング化してまとめた記事があるのでぜひそちらを参考にしてください。
飲む日焼け止め成分まとめ
飲む日焼け止めに配合されている成分で紫外線による細胞へのダメージや作用を防ぐ効果を保つ成分はニュートロックスサンとフェーンブロックの2種類しかありません。
その他の成分に関しては紫外線によるダメージを防ぐのではなく、メラニン色素の抑制や抗酸化作用によるフリーラジカルへの効果があるだけで日焼け後のケアに適しているものになります。
日本製の多くはニュートロックスサン配合の飲む日焼け止めが多いので、長く使うことを考えると低コストで続けやすい国内産のタイプがおすすめです。
飲む日焼け止めはあくまでも紫外線による影響を緩和する成分が含まれているだけで紫外線自体を跳ね返すわけではないのでレジャーなどの時は塗る日焼け止めとの併用がおすすめです。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。