ドラッグストアなどでも手軽に買えるハイチオールシリーズですが、ハイチオールCプラスやハイチオールCホワイティアなど種類が色々合ってどれが良いのか迷ってしまいますよね。
今回はそんなビタミン剤のハイチオールCプラスとハイチオールCホワイティアを比較して違いなどをまとめました。
ドラッグストアでビタミン剤を買う時の参考にしていただけたらと思います。
もくじ
ハイチオールシリーズ一覧
まずドラッグストアで売っているハイチオールシリーズですが全部でどれだけ種類があるのか紹介したいと思います。
シミ・そばかす | ハイチオールCホワイティア ハイチオールCプラス ハイチオールCプルミエール |
ニキビ・肌荒れ | ハイチオールBクリア |
疲労回復 | ハイチオールECドリンク |
ハイチオールと名の付くシリーズは公式サイトを確認したところ全部で5種類ありました。
その中でもやはりよくドラッグストアで見かけるのがハイチオールCプラスとホワイティアだと思います。
ハイチオールCプラスとホワイティア比較
ハイチオールCプラスとハイチオールCホワイティアは2つともシミ・そばかすに効果があると言われており、実際に購入して取扱説明書を比較してみても効能・効果の部分が全く同じでした。
効能や効果が全く同じならなぜ別々の商品として販売しているのかますます謎が深まりますよね。
公式サイトをチェックしてみるとCホワイティアは本気のシミ対策というパッケージで販売されており、Cプラスはシミ・ニキビなどの肌トラブルにと書かれていました。
実際に成分の配合量などを添付分でチェックしてみた比較表が下になります。
商品名 | ハイチオールCホワイティア | ハイチオールCプラス |
分類 | 第3類医薬品 | |
売り文句 | 本気のシミ対策シミを治療する医薬品 | シミ・ニキビなどさまざまな肌トラブルに |
形状 | 錠剤 | |
効果・効能 | しみ・そばかす・日やけなどの色素沈着・全身倦怠感・二日酔い・にきび・湿疹・じんましん・かぶれ・くすりまけ | |
用法・用量(成人) | 1日2回(1回2錠) | 1日3回(1回2錠) |
成人の1日量中の配合成分量 | L−システイン 240mg アスコルビン酸 500mg パントテン酸カルシウム 30mg |
L−システイン 240mg アスコルビン酸 500mg パントテン酸カルシウム 24mg |
※ハイチオールの公式サイトでも商品全体を比較した表が掲載されていますので参考にしてください。
表を見て分かるように基本的に成分の配合量はパントテン酸カルシウムの量が30mgと24mgという違いがあるだけで肝心のビタミンCやL−システインの配合量は実はどちらも一緒でした。
1日の使用量も1日2回と3回で違いはあるものも、トータルの成分の摂取量はほぼ一緒のため正直どっちを買っても一緒なのでは?と思うような比較結果になりました。
パントテン酸カルシウムの効果と役割
唯一の違いであったパントテン酸カルシウムという成分ですが、そんなにシミや肌荒れに対して重要な役割を果たしているのか気になったので詳しく調べてみました。
パントテン酸カルシウムとはパントテン酸というビタミンB5を補給するための成分です。ビタミンB5は糖分やタンパク質など皮膚を正常に保つための代謝に関わる成分で不足すると湿疹・疲労感・神経症状などを引き起こす原因にもなります。
パントテン酸は基本的には通常の食事を摂れている方だとわざわざビタミン剤などを使って補給する必要がありませんが、胃腸障害や消耗性の病気、妊娠中などビタミンが欠乏しやすい状態の場合はサプリなどで補うことで健康をサポートできます。
※健常人の場合1日の摂取量は6mgが目安
パントテン酸は水溶性ビタミンのため1度に沢山とっても吸収しきれずにすぐに排泄されてしまうため、分割して摂取する方法が1番効率的と言えます。
ハイチオールシリーズでもハイチオールCホワイティアには30mg配合されており、Cプラスよりも配合量が6mgほど多くなっています。
市販されているサプリなどは多くても5mg前後のものが多いので、そう考えるとシミで悩む方にはより多くパントテン酸カルシウムが配合されているハイチオールCホワイティアの方が向いていると言えそうです。
シミ対策ならばハイチオールCホワイティア
実際に成分用量や効果などについて調べて比較した結果やはりシミ対策のためにビタミン剤を探している場合はパントテン酸カルシウムがより多く含まれているハイチオールCホワイティアが良いと言えそうです。
ハイチオールCプラスと比較すると1日量でたった6mgしか違いがないと思ってしまいますが、パントテン酸の6mgというのは実は1日の摂取目安と同等の量なので普通に生活している分の摂取量1日分の差があるということになります。
そう考えるとハイチオールCホワイティアは1日の摂取量の薬5倍のパントテン酸カルシウムが配合されているので、シミ対策には正にうってつけと言えるでしょう。
疲労回復や肌荒れ対策ならばCプラスで十分
ハイチオールCホワイティアはシミの治療薬として販売されているためギリギリまでシミへ効果がある成分を配合しています。
しかしハイチオールCプラスはあくまでも肌荒れややシミと言った肌トラブル全般に向けたものなので効果が得られるギリギリラインの配合量になっています。
パントテン酸カルシウムは薬品にも使われている成分のため中には副作用として腹部充満感や下痢を起こす方もいるので心配な方はパントテン酸の配合量が少し控えられているCプラスから初めてみると良いでしょう。
ハイチオールを他のビタミン剤と比較すると
ビタミン剤と言えばハイチオールCシリーズというくらい知名度が高い商品ですが、最近はビタミン剤も色々と種類が出てきてどう違いがあるのか比べるのも面倒ですよね。
そこで私が今まで使ってきたビタミン剤と比較してみたところ、L−システイン・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムの配合量としては比較的多く含まれていると言えました。
商品名 | ハイチオールCホワイティア | ハイチオールCプラス | ロスミンローヤル | ビタミンC2000「UTY」 | |
成分 | L−システイン | 240mg | 240mg | 160mg | ー |
アスコルビン酸 | 500mg | 500mg | 180mg | 1400mg | |
パントテン酸カルシウム | 30mg | 24mg | 15mg | ー |
ハイチオールシリーズはとにかくビタミンCやB5などバランス良く補給したい方に向いていると言えます。
逆に肩こりやシミ・そばかす・小ジワなど体全体の不調を改善するためのビタミン剤を探しているならハイチオールシリーズよりもロスミンローヤルの方が最適でしょう。
ハイチオールシリーズはあくまでもビタミンCなどシミに対する効果を持った3成分だけ中心に配合している医薬品なので肌荒れやシミ以外にも気になる不調がある場合は様々な成分がバランス良く配合されているロスミンローヤルの方があっているといえます。
他にもビタミン剤はドラッグストアなどで多く販売されていますが、ビタミンCやビタミンB5は水溶性ビタミンなので配合量が多ければいいというものでもないので注意が必要です。
もちろん食事からもビタミン類は摂取されているので不足分を補うことを考えると自分に必要なビタミン剤の配合量が分かってくると思います。
ビタミン剤で疲労感はとれるのか
最後に意外と気になっている方も多いと思うビタミン剤で本当に疲労感や免疫アップは叶うのかという点ですが、毎日飲み続けると変わります。
そして風邪をひかなくなったのと同じく以前は毎日感じていた体の怠さなども今ではほとんど気にならなくなりました。
飲み始めて1ヶ月ころから徐々体調がよくなってきて2ヶ月目に入ったらすっかり風邪もひきにくくなり、怠さなどもとれて毎日活動の幅が広がりました。
ビタミン剤は数週間飲んだだけでは正直なかなか効果が得られにくいので体質改善や本格的な美肌効果を狙って始める場合は最低3ヶ月は続けることをオススメします。
ハイチオールの比較結果
シミ治療薬として多くの女性が気になっているであろうハイチオールシリーズ。
ハイチオールCホワイティアは本格的なシミ対策を売りにしているだけありシリーズの中でも各成分の配合量は最大でした。
逆にハイチオールCプラスはシミがメインというよりはシミ対策もできる肌荒れ対策用ビタミン剤という立ち位置なので配合量は多少劣りますが十分肌荒れ対策には使える内容となっていました。
シミ対策以外にも肩こりや倦怠感、女性特有の不調など幅広い効果を発揮するロスミンローヤルなども最近では出てきているので自分が1番どの不調に対して効果を持つものが欲しいのか見極める事が重要です。
ハイチオールシリーズの比較結果はCホワイティアの方がパントテン酸カルシウムの配合量が多いため、シミだけをどうにかしたいという方にはホワイティアがおすすめです。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。