シワを改善する美容クリームが販売されるようになり一気に盛り上がりを見せた化粧品大手ポーラや資生堂ですが、実際のところどちらの方がシワに対して効果を発揮するのか気になりませんか?
今回はなかなか比較しづらい大手コスメメーカーの売れ筋シワ対策コスメを徹底比較してリアルな口コミなどをまとめました。
シワが気になりだしたけどどんなスキンケア用品が良いのか迷ってしまう。こんな方の化粧品選びの参考にしていただけたらと思います。
もくじ
シワを改善する美容クリームの特徴とは?
今回比較する2つのそれぞれシワに対して効果を発揮する特徴についてまずは比較していきます。
- 日本初承認のシワを改善する薬用化粧品
- ポーラ独自の医薬部外品有効成分ニールワンを使用
- ニールワンによって真皮成分の分解・生成のバランスを整える
- シワグレード3〜5までのシワに対応
- 新効能認可しわを改善する医薬部外品
- 医薬部外品有効成分純粋レチノールを配合
- 純粋レチノールによってヒアルロン酸の生成を促進し水分量を高める
- 肌の柔軟性を取り戻ししわを改善する
特徴としては上記のような特徴がそれぞれあり、しわを改善する美容クリームというのは両者同じですが有効成分はそれぞれ違っています。
ポーラのニールワンという成分はポーラの完全オリジナル成分なので今のところリンクルショットでしか試すことは出来ません。
資生堂のレチノバイタルクリームvも純粋レチノールという成分を配合させることで肌にうるおいを与えてしわを改善するといった美容クリームになっています。
成分を比較してみました
それぞれの特徴がわかったので配合されている原材料など成分について比較してみようと思います。
まず2つを単純に見比べた印象としては資生堂のリンクルクリームの方が圧倒的に配合されている成分量が多いと分かりました。
リンクルクリームの方は元々成分として存在したレチノールをしわ改善用に研究し特殊な容器に封入したものなので従来のような美容成分を含んだタイプだと分かります。
それに対してポーラのリンクルショットはニールワンを独自に新たに研究開発した完成された成分なのでニールワンを中心とした最低限の成分のみを配合しているのがわかります。
しわに対するプロセスが違う
それぞれの美容クリームを比較した時に気になるのがやはりどうやってしわへアプローチするのかですよね。
ポーラのリンクルショットは真皮に注目
ポーラのリンクルショットの最大の特徴であるニールワンはしわを作り出すメカニズムに着目して作られました。
この好中球から出る真皮の分解酵素を抑制する成分としてニールワンが開発され、毎日のスキンケアで使用することでしわの改善が期待できるというものです。
リンクルショットはニールワンのチカラを肌に与えてあげることで肌が分解されしわになるのを抑え、真皮の生成を促す事でしわを改善するというプロセスになっています。
資生堂のリンクルクリームは肌の潤いに注目
ポーラのリンクルショットが真皮内で起きている変化に注目したのに対して、資生堂のエリクシールリンクルクリームは肌の潤いに着目しました。
純粋レチノールを肌に使うことで表皮角化細胞でヒアルロン酸の産生を促進し表皮内の水分量を高め固くなってしまった肌に柔軟性を取り戻すことでしわを改善するという技術です。
レチノールはもともと海外の美容皮膚科などでも使われることがある成分で肌のターンオーバーを早める効果もあります。
純粋レチノールを配合することで肌にうるおいを保ち肌が固くなることで起きるしわを改善するというのが資生堂リンクルクリームの特徴です。
しわへのプロセスはどちらも効きそう
一番重要なしわを改善するプロセスについて比較してみるとどちらの方法でも確かにしわへの効果は期待できそうで、これだけで判断するのは難しいですね。
確かにレチノールは日本では規制されており化粧品などでも配合しているものはあまり見かけません。
しかしその効果は一部でニキビの治療薬として類似成分が使用されるなど肌をキレイにしてくれるのは確かです。
ニールワンの方も今までに無いアプローチ法でシワに対して効果を発揮するので今までの化粧品で改善できなかったしわへの効果が期待できそうなのでこの時点ではどちらも同じくらい期待できる商品といえるでしょう。
実際に使用してみて比較しました
成分や特徴などを比較した印象としてはとにかくしわだけにポイントを絞ってケアするのがポーラのリンクルショット。
資生堂のリンクルクリームはしわはもちろんですが肌の柔軟性にも効果が期待できるのでしわだけじゃなく肌の状態をケアしたい方に向いていると感じました。
使い初めて1週間で感じたポイント
両方とも販売直後に購入して毎日実際に使用してみて使用感などを比較してみました。
ポーラのリンクルショットはクリーム自体が結構固めの質感で肌に塗ってもサラッとして小じわなど細かな部分まで入り込んで埋めるような使用感でした。
資生堂のリンクルクリームはリンクルショットと比べるとかなりしっとりした水分量の多いクリームで肌につけると薄く均等につくような使用感です。
詳しいレビューについては別記事で書いてますのでチェックしてください。
リンクルショットとリンクルクリームどちらが買い?
実際に使用して変化を見て見た感じとしてはリンクルショットより資生堂のリンクルクリームの方が比較的早く変化として感じることが出来たと思います。
それに対して資生堂のリンクルクリームは価格もポーラのリンクルショットと比較して抑えられているのでとりあえず試してみたいという方には向いていると感じました。
正直シワに対する効果については両者とも使い続けることで確かに効果を実感できますので選ぶポイントとしては値段やクリームの質感等好みによると思います。
シワ改善美容クリーム比較まとめ
商品名 | ポーラ「リンクルショット」 | 資生堂「レチノバイタルクリームV」 |
値段 | 16,200円(税込) | 6,264円(税込) |
内容量 | 20g | 15g |
有効成分 | ニールワン | 純粋レチノール・酢酸DL-α-トコフェロール |
クリームのタイプ | 硬めでサラッとした感触 | しっとりした柔らかめで伸びが良い |
改善までの期間(目安) | 12周間で7割の方が目尻のシワが改善 | 9周間使用でシワグレードが0.75減 |
総合評価 |
しかし、資生堂のリンクルクリームの使用に関しては幾つか注意事項があり、肌の状態を見ながらの使用が必要になります。
またクリームを塗った後に紫外線に当たる事は避けなければならないのでリンクルショットと比べると仕様に関しては注意する点が多いのがデメリットといえるでしょう。
この記事のまとめ
今年のはじめから販売されだしたシワを改善する美容クリームですが特に注目されているのがポーラと資生堂の2つです。
ポーラのリンクルショットは新成分ニールワンという成分によってシワができる原因を押さえ込む効果が期待できます。
資生堂のリンクルクリームはレチノールを配合することで肌の柔軟性を取り戻し肌のサイクルを整えることでシワを改善できるとそれぞれ効果のタイプが違います。
レチノールは肌への負担も多少心配されるので肌が弱い方は高価でも刺激の少ないリンクルショットがオススメですが、肌質が普通で安くシワ対策を始めたいという方には資生堂のリンクルクリームがお薦めです。
季節の変わり目など肌が敏感になっている時はポーラのリンクルショットにするなど肌の状態に合わせて変えてみるのも良いと思います。
実際に詳しくレビューした記事もありますのでそちらも是非チェックしてみてください。
コスメコンシェルジュ・美容家のYURIEです!女性の健康と美容の両面をサポートする商品などを医学や美容の知識をもとにSNSなどで紹介しています。アットコスメのビューティースペシャリストとしても活動しています。日々のスキンケアからメイク方法まで女性の美と健康に関するサポートをします。